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「Wi-Fiのパスワード教えて」社宅で隣に住んでる先輩。遊びに来た翌日から、変な違和感が…【短編小説】

「Wi-Fiのパスワード教えて」社宅で隣に住んでる先輩。遊びに来た翌日から、変な違和感が…【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
タダ乗りする先輩
「ねえ、Wi-Fiのパスワード教えて?」
社宅の隣室に住む先輩が遊びに来た際、何気なく発せられたこの一言。
それが全ての違和感の始まりでした。
普段から頼りになる存在だっただけに、私は疑うこともなくパスワードを共有。
自分の部屋の電波が悪いという言葉を、そのまま信じてしまったのです。
しかし、異変は翌日から。
動画は頻繁に止まり、スマホには読み込みの歯車が回り続ける日々。
最初は回線の不調かと思いましたが、静まり返った夜、壁越しに聞こえる先輩の爆笑声で確信に変わります。
私の回線で、夜通し動画を観ている。
さらに驚くべき事実が発覚。
なんと先輩は、これを機に自分のネット契約を解約。
「お隣さんなんだから、共有すれば節約になるでしょ?」という、あまりに身勝手な論理で私の通信にタダ乗りしていたのです。
先輩対策!
堪忍袋の緒が切れた私は、ある対策を講じることに。
まず、パスワードを変更した上で、私の端末以外は一切接続できない「制限」をかけました。
たとえ正しいパスワードを入力しても、私の許可がない端末は全て弾かれる設定です。
直後、廊下で待ち伏せしていた先輩から、怒鳴り声に近い抗議を受けました。
「ちょっと!ネットが繋がらなくなったんだけど!仕事にならないから早く直してよ!」
自分の回線のように振る舞う図々しさに、私は努めて冷静に、満面の笑みで答えました。
「あ、すみません。実は私も、固定回線は高いから解約したんです。今はスマホの通信量だけで生活してるんですよ」
「はあ!? 困るんだけど!」と顔を真っ赤にする先輩を尻目に、私はそのまま出勤。
実は回線を解約したフリをして、外部からは名前すら見えない「秘密のネットワーク」に切り替えただけ。
自分だけが快適に使える環境を取り戻したのです。
タダ乗り先を失った先輩は、再契約の手間と費用に頭を抱えることになった様子。
親切心につけ込む代償は、決して安くはなかったようです。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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