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「この服、30,000円もしたの!」とドヤ顔するママ友→会話の最中に気づいた違和感とは?【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
高級服でマウント
幼稚園の送迎帰り、いつもの公園の角で立ち話をしていた時のことです。
ママ友の一人が現れました。いつもより派手なワンピースを着ています。
「その服、素敵ね」と誰かが声をかけると、彼女は待っていましたと言わんばかりに、満面の笑みで答えました。
「これ?実は30,000円もしたの。やっぱり高い服は肌触りが違うわよね。あなたたちも、たまには自分にご褒美をあげたら?」
でも、会話を続けているうちに、私は何だか妙な違和感を覚えたのです。
彼女が「最高級の生地」と自慢するわりには、日の光に透けた生地がペラペラに見え、それに、ふとした瞬間に見える糸の始末も、お世辞にも丁寧とは言えませんでした。
「汚さないように気をつけてるの。あなたたちには少し手が出しにくい価格帯かもしれないけれど」
そんな嫌味もさらっと混ぜてくる彼女。
周りのママたちは苦笑いしながら「すごいね」と合わせるしかありませんでした。
しかし、その自信満々な振る舞いとは裏腹に、安っぽい裁縫の跡が私の目にはどうしても気にかかって仕方がなかったのです。
「あ、もうこんな時間!これからランチの予約があるから失礼するわね」
彼女は軽やかに背を向け、颯爽と歩き出しました。
その瞬間でした。風になびいた彼女の襟元から、ピョコンと白いものが飛び出しているのが見えたのです。
嘘が暴かれた瞬間
「あ、値札……」
私は思わず目を細めました。そこには、彼女が言っていた高級ブランドのロゴではなく、駅前にある激安量販店のマークがはっきりと印字されていました。
さらに、値段の欄には「1,980円(税込)」の文字。
しかも、赤ペンで値引きの斜線まで入っています。
30,000円と豪語していた彼女の背中は、真っ赤な嘘を乗せたまま去っていきます。
残された私たちは、顔を見合わせて呆れるのを通り越し、最後には笑いが込み上げてきました。
無理な背伸びは、いつか必ずバレてしまうものですね。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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