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「休日くらい俺を休ませろよ」と育児放棄する夫。だが、義母に相談すると態度が一変【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
育児に非協力的な夫
せっかくの休日だというのに、部屋の中は洗濯物と子供のおもちゃで散らかり放題。
私は朝から朝食の準備、子供の着替え、さらには溜まった家事に追われて、コーヒーを一口飲む暇もありませんでした。
一方、夫はといえば、昼近くまで寝ていたかと思えば、起きるなりソファに寝転がってスマホでゲーム三昧。
目の前で私がバタバタと動いていても、まるで他人事のような顔をしています。
子供が「パパ、遊ぼう!」と駆け寄っても、「あとでな」と適当にあしらうばかりでした。
たまりかねて、私は「ねえ、掃除機をかける間だけでいいから、子供と遊んでてくれない?」と声をかけました。
すると、夫は面倒くさそうに顔を上げ、信じられない言葉を吐き捨てたのです。
「はあ? 俺は平日、朝から晩まで一生懸命働いてるんだよ。休日くらい俺を休ませろよ。家でずっと子供と一緒にいるんだから、君は楽でいいよな」
その瞬間、私の中で何かがプツンと切れました。
私が毎日こなしているのは「休み」なのでしょうか。
24時間365日、一秒も休まる暇のない育児と家事を「楽」だと言い放った夫に対し、怒りを通り越して深い虚しさを感じました。
私は真っ向から言い返す代わりに、静かにスマホを取り出し、義母に連絡を入れました。
義母は昔から礼儀に厳しく、一本筋の通った人です。
「夫がとても疲れているようで、休日も育児ができないほどなんです。私の支え方が足りないのでしょうか」と、あえて下手に出て相談してみました。
激怒した義母
すると一時間後、インターホンが激しく鳴りました。
玄関に立っていたのは、今にも火を噴きそうな表情の義母でした。リビングに踏み込むなり、義母の怒声が響きます。
「あんた! 仕事をしてるのは自分だけだと思ってるの!? 家族はチームでしょう。奥さんがいなければ、この家も子供の成長も成り立たないのよ。自分の息子がこんなに想像力のない男だなんて、情けなくて涙が出るわ!」
夫は顔を真っ青にして立ち尽くしていました。どうやら義母も、かつて義父の無理解に苦労した経験があったようです。
義母の猛烈な説教は一時間近く続き、夫は最後には小さくなって「本当にごめんなさい」と繰り返すばかりでした。
それ以来、夫の態度は一変しました。
今では休日になると、自ら進んで子供を公園に連れ出し、食器洗いもこなしてくれるようになりました。たまにサボろうとする気配を見せますが、私がスマホを手に取る仕草をするだけで、慌てて「次は僕がやるよ!」と動き出します。
平穏を取り戻した我が家ですが、一番の収穫は、最強の味方である義母との絆が深まったことかもしれません。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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