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「正直、もう嫌だ」冠婚葬祭のたびに、お祝い金を集める会社の風潮、しかし、私の勇気ある提案で解決したスカッとした話

 
正直もう嫌だ冠婚葬祭のたびにお祝い金を集める会社の風潮しかし私の勇気ある提案で解決したスカッとした話

私の財布から消えるお金

これは、どこの会社にでもありそうな、冠婚葬祭があった時のお祝い金のモヤっとしたやり取りです。

「あ、ちょっといい? またおめでたなのよ」

勤続年数が一番長い女性の先輩が、茶封筒を片手に言いました。

今回、お祝いされるのは、ある男性社員です。

入社して数年、私は彼と天気の話すらしたことがありません。

それなのに、私は彼が結婚した時期、一人目が生まれた時期、そして今回、二人目が生まれた時期を正確に把握しています。
なぜなら、その都度、私の財布からお金が旅立っていくからです。

「今回も一律、三千円ね。『従業員一同』ってことで渡すから」

先輩は悪びれもなく言います。
「一同」とは誰のことでしょう。
少なくとも、私の「お祝いしたい気持ち」はそこに含まれていません。

本来、お祝いとは個人の気持ちでするものではないでしょうか。
しかし、この会社では先輩がルールブック。
経営者も「社員同士の交流は自主性に任せる」と、この悪習を見て見ぬふりです。

結果、断れない雰囲気の中での強制徴収が常態化していました。

このままでは、彼が家を建てようものなら、私の夏のボーナスの一部が「新築祝い」に消えかねません。

「正直、もう嫌だ」いつもそう思っていました。
私は震える声で、以前から温めていた起死回生の策を切り出しました。

震える声で伝えた「互助会」案

「あの……先輩。こういうのって急な出費だと皆も大変ですし、毎月数百円ずつ積み立てて『互助会』みたいにするのはどうですか? その方が公平ですし、制度として整えた方が……」

勇気を振り絞った精一杯の提案でした。
しかし、先輩は笑った顔で言いました。

「確かに!その方がお祝いされる方も、する方も気楽にできるものね!」

どこでもありそうな会社の謎の慣習、それを勇気ある提案で解決できたのは、本当にスカッとしました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

 

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