Share
夫「お前さぁ…外食控えろよ」→カーナビの利用履歴が暴く…夫の散財癖。しかも使い道が最悪【短編小説】

夫の厳しすぎる節約強要
「お前さぁ…外食控えろよ。今の家計、分かってんの?」
夕食の席で、夫が不機嫌そうに箸を置きました。私がたまの息抜きに、近所の友人と千円程度のランチに行ったことがバレたのです。
レシートを見られたわけでもないのに、私のSNSを監視していたのでしょう。
「ごめんなさい、たまにはいいかと思って…」と謝りつつ、胸のモヤモヤが止まりません。
私はスーパーの特売肉や見切り品野菜を駆使し、必死に食費をやりくりしています。それなのに夫からの生活費の渡し方はいつも渋々。
「俺は昼もカップ麺で節約して、小遣いも我慢してるんだぞ」が彼の口癖でした。
その言葉を信じ、私は新しい服も買わず、化粧品すらプチプラで済ませていたのです。「俺のおかげで生活できている」という態度に、私は何も言い返せずにいました。
そんなある週末、夫が急な高熱で寝込み、私が夫の車で大量の買い出しに行くことになりました。普段は「お前の運転は信用できない」「汚されるのが嫌だ」と絶対に車を貸してくれない夫。
鍵を渡されたのは結婚以来初めてのことでした。 スーパーの駐車場でエンジンをかけ、ふとカーナビの画面に目が止まりました。
「目的地履歴」。本当にただの気まぐれでした。夫が普段どんな道を走っているのか、少し気になっただけなのです。
カーナビに残されていた夫の裏の顔
表示された履歴を見て、私はハンドルを握る手が震えるのを止められませんでした。
『高級鉄板焼き・〇〇』『会員制クラブ』『週末リゾートホテル』…そして極め付けは、隣の県の『有名テーマパーク』
カップ麺? 節約? 全て嘘でした。履歴の日付を確認すると、私が数十円の節約に頭を悩ませていた平日のお昼や、彼が「休日出勤」と言って出かけていった日と見事に一致していました。
しかも、テーマパークやリゾートホテルなんて、どう考えても一人で行く場所ではありません。散財だけではなく、女性の影までくっきりと浮かび上がったのです。
怒りを通り越して、冷たい何かがスッと胸に広がるのを感じました。これが「最悪の裏切り」というやつですね。
私はスマホを取り出し、その履歴画面を全て写真に収めました。言い逃れのできない証拠は十分です。
帰宅後、熱でうなされる夫の枕元に、冷えピタを貼りながら優しく耳元で囁きました。
「ねえ、元気になったら『高級鉄板焼き』、私にも食べさせて? カーナビの履歴にあったお店、すっごく美味しそうだったなあ」
夫の顔が、熱の赤みとは別に、サーッと青ざめていくのが分かりました。恐怖で固まる夫を見下ろしながら、私はニッコリと微笑みます。
さて、全快したらじっくり話し合いですね。これまでの散財分と、これからの慰謝料。きっちり清算していただきます。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
友だち登録&アンケート回答で「Amazonギフトカード」など好きな商品を選べるギフトを毎月抽選で5名様にプレゼント!
\ 今すぐ応募する /
Feature
おすすめ記事

