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「また長電話しちゃったね」ネットで出会い惹かれた彼。しかし、SNSのタイムラインが暴いた彼の決定的な嘘

「また長電話しちゃったね」ネットで出会い惹かれた彼。しかし、SNSのタイムラインが暴いた彼の決定的な嘘
あれからもう6年という月日が流れたのですね。当時の私は、インターネットを通じて出会った彼とお付き合いをしていました。
「また長電話しちゃったね。声を聞きながら眠るの、すごく安心する」
彼はそう言って、毎晩のように私との通話を繋ぎっぱなしにして寝入ってしまう人でした。
週末になれば決まってデートを重ねて、順調そのもの。
彼が口にしていた「実家で家族と一緒に住んでいる」という言葉の裏を疑うことなど、ただの一度もありませんでした。
SNSのタイムラインに流れてきた見覚えのある一枚
お付き合いが始まって半年が過ぎたころの出来事です。私の愛猫に魅了されたのか、彼も同じ品種の猫を迎え入れました。
「今日も俺の家の猫、最高に愛嬌あるでしょ」
誇らしげに毎日送られてくる、愛らしい猫の画像。
元々その猫種に目がなかった私は、SNSで特定のハッシュタグを巡回して可愛い猫たちを眺めるのが日々の癒やしでした。
ある日のこと。いつものようにタイムラインをスクロールする私の指が、ぴたりと止まりました。
見覚えがありすぎる写真が、そこにはあったのです。
画角も、背後に写り込んでいる家具も、彼が私に送ってきた写真と完全に一致していました。動悸を抑えながらそのアカウントのプロフィール欄を確認すると、はっきりとした文字が並んでいました。
『愛する夫と愛猫とのんびり暮らす主婦のアカウント』
もしかして彼のお母様のアカウント?と一瞬だけ思考を巡らせましたが、写真にちらりと見切れている手元や服装は、どう贔屓目に見ても私と同世代の女性のものです。その瞬間、点と点が繋がり、私がずっと都合よく騙されていた事実を突きつけられました。
逆上する彼の本性と、震える手で下した最後の決断
SNSのアカウントを発見したことは胸の内に隠したまま、私は彼に少しカマをかけてみることにしました。
「ねえ、まさか私に内緒にしてることなんてないよね?他の人と遊んでたりしたら絶対に許さないから(笑)」
冗談めかしたメッセージを送った私に返ってきたのは、想像を絶する反応でした。
「は?俺が浮気なんてするわけないだろ!」
「そういう風に疑ってくるの、マジで腹が立つんだけど。本当は君のほうが誰かと浮気してるんじゃないのか?」
露骨に怒りをぶつけ、あろうことか私に疑いの目を向けて逆上してきたのです。息をするように嘘を重ねたうえ、自分の非を隠すために逆ギレする彼の本性を目の当たりにし、全身の血が凍りつくような感覚に陥りました。
これほど見事な嘘つきならば、もし先に奥様に不倫がバレてしまったとき、彼は自己保身のためにすべての責任を私に押し付け、私を悪人に仕立て上げるに違いない。
そう想像しただけで、得体の知れない恐怖がこみ上げてきました。
「奥様がいらっしゃること、全部気づいてるから」
最後にそれだけを言い放ち、彼への連絡手段はすべて遮断しました。
ただ泣き寝入りするだけでは気が済まず、私たちは共通のネットの知人が多かったため、「彼は既婚者だったのに嘘をついて近寄ってきた」とネット上にすべてを書き込み、私自身のアカウントも完全に削除しました。
彼がその後どんな制裁を受けたのか、私は一切知りません。
振り返ればひどい恋愛の傷跡ですが、あの最低な男の仮面を剥がすチャンスを与えてくれたのは、紛れもなくあの愛らしい猫でした。今でも、その猫種を見るたびに、以前よりもっと強い愛着を感じてしまうのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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