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「ええと、◯◯くん?可愛いお顔ー!」ママ向けイベントで何気なく発せられた言葉→周囲の空気が一気に張り詰めた

「ええと、◯◯くん?可愛いお顔ー!」ママ向けイベントで何気なく発せられた言葉→周囲の空気が一気に張り詰めた
ママ友会が凍りついた瞬間
我が子が生後3ヶ月を迎えた頃、私はドキドキしながら同年代の赤ちゃんが集まるママ向けイベントに参加しました。
その集まりでは、赤ちゃんの服にひらがなで書いたネームシールを貼るのがお約束になっていました。
初対面でも名前で呼び合えるようにという、主催者側の素敵な配慮です。
「初めまして。お隣、よろしいですか?」
「はい、どうぞー」
快く返事をしてくれた隣のママさんに微笑みかけつつ、私は彼女の抱っこする赤ちゃんに目を向けました。
(ん?この子は男の子?それとも女の子?)
ふんわりとした優しい顔立ち。身を包んでいるのは、シックでおしゃれな白黒のボーダー柄の服。パッと見ただけではどちらの性別か判断がつきません。
こっそり胸元のネームシールを確認したものの、そこに書かれているのは男女どちらにも使われる中性的なお名前でした。
「とても静かで、お利口さんにしてますね」
「ありがとうございます。今日はたまたま機嫌がいいみたいで」
不用意に性別を尋ねて、万が一不快な思いをさせてはいけない。
そんな警戒心が働き、私はあえて性別には一切触れず、当たり障りのない称賛の言葉だけでその場をやり過ごすことにしました。
他のママ友の発言が…
それから数分後、少し遅刻してきた別のママさんが私たちのそばに腰を下ろしました。
「こんにちは!すっごく可愛いですね。何ヶ月ですか?」
「今、3ヶ月なんですよ」
「うちの子と一緒ですね!ええと、◯◯くん?可愛いお顔ー!」
その一言が発せられた途端、周囲の空気が一気に張り詰めました。
後から到着したママさんは、親しみを込めて悪気なく「くん」付けで呼んでしまったのです。
先ほどまで和やかだった隣のママさんの表情が、スーッと冷え込みました。
「……◯◯ちゃん、なんですけど!」
語気は荒く、声のトーンには明らかな怒りが混じっています。親しみやすかった雰囲気は完全に消え去り、触れると火傷しそうなほどのピリピリとした空気を纏い始めました。
「えっ、ご、ごめんなさい! 女の子だったんですね。ボーダーのお洋服がすごく可愛くて、つい……」
顔を真っ赤にして必死に取り繕うママさん。しかし、隣のママさんは露骨に顔を背け、それ以上の会話をシャットアウトしてしまったのです。
(うわぁ……この空気、いたたまれない……)
その後、焦ったママさんが何度か話題を振ろうと試みるものの、隣のママさんは鉄の意志で完全スルー。和気あいあいとした交流会は、一瞬にして極寒の地に変わってしまいました。
我が子の性別を間違えられることは、親にとってこれほどまでに地雷となり得るのか。もし私が先走って「くん」や「ちゃん」と呼んでしまっていたら、あの冷たい視線は私に向けられていたはず……。
そう想像するだけで、無関係な私まで背中から冷や汗が吹き出した、恐ろしい体験です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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