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「譲ってあげればいいのに」混雑している電車で座れない女性。だが、中学生の思いやりで車内の空気が一変

「譲ってあげればいいのに」混雑している電車で座れない女性。だが、中学生の思いやりで車内の空気が一変

スマホに夢中の若者と、目の前に立つおばあさん

いつも通り、用事に向かうために乗った電車。

その日はあいにくの混雑。

車内には多くの人が立ち、座席もすべて埋まっている状態でした。

私もつり革につかまりながら、「ふぅ、今日も人が多いな……」と、ぼんやり周りを眺めていた時のこと。

途中の駅でドアが開き、乗ってきた数名のお客さん。

その中に、少し足元の危なっかしい高齢の女性の姿がありました。

おばあさんが立ったのは、私の少し斜め前。

すぐ目の前の座席には、20代くらいの若い男性が座っています。

しかし、彼は手元のスマホの画面を食い入るように見つめ、まったく顔を上げる気配がありません。

イヤホンもしており、周りの状況に気づかないふりをしているのか……。

「目の前におばあさんが立っているのに。席、譲ってあげればいいのに」

もどかしい気持ちで見つめる私。

自分自身も立っているため、譲りたくても譲る席がありません。

おばあさんは少ししんどそうに、ギュッとつり革を握りしめていました。

「どうぞ」すっと立ち上がったのは…

すると、スマホに夢中な男性のすぐ隣。

そこに座っていた中学生くらいの女の子が、急に動いたのです。

彼女は膝の上のカバンをサッと持ち直すと、すっと立ち上がりました。

そして、高齢の女性に向けて、明るく真っ直ぐな声で一言。

「あの、ここ、どうぞ!」

突然のことに、少し驚いたような顔をするおばあさん。

しかし、すぐにパッと明るい笑顔に変わります。

「あらあら、いいの? ありがとうねぇ。助かるわぁ」

「いえ、どうぞ座ってください!」

女の子はニコッと笑い、少し離れたドアのほうへと移動していきました。

おばあさんは「本当にありがとうね」と何度も繰り返し、嬉しそうにその席へ。

その瞬間、ピリピリしていた車内の空気が、ふっと柔らかく温かいものに変わるのを感じました。

「あの子、なんていい子なんだろう……!」

見ていた私まで、思わず胸が熱くなる展開。

スマホから目を離さない男性の態度に抱いていたモヤモヤも、すっかり吹き飛びました。

心の中で「よくやった!」と拍手を送りたくなる、とてもスカッとした出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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