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「奢ったご飯代、15万返せ」別れた彼からの請求。私が返した一文に既読がつかなくなったワケ【短編小説】

「奢ったご飯代、15万返せ」別れた彼からの請求。私が返した一文に既読がつかなくなったワケ【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
別れた彼からのメッセージ
彼と別れてから1週間が経った夜。私のスマホがピコンと鳴りました。
画面を見ると、別れた彼からのメッセージでした。
「今まで奢ったご飯代、15万返せ」
一瞬、目を疑いました。
私たちが付き合っていたのは、たったの半年です。
たしかに食事代は彼が払うことが多かったですが、毎回ファミレスや安い居酒屋ばかりでした。いったいどう計算したら15万円になるのでしょうか。
ご丁寧に、彼が独自に計算したという「食事代リスト」の画像まで添付されています。
それを見ると1円単位まで細かく書かれており、明らかに私が払った日の分まで、なぜか彼の支払いとしてカウントされていました。
怒りを通り越して、すっかり呆れてしまいました。
別れた理由は、彼のこういうケチで自己中心的な性格に疲れたからです。
最初は無視しようと思いましたが、このまま引き下がるのはなんだか悔しい気がしました。
そこで、私は冷静に過去の記憶とクレジットカードの明細を遡ることにしました。
実は、食事代こそ彼が払っていましたが、遠出するときのガソリン代や高速代、映画やテーマパークのチケット代は私が払っていたのです。
さらには「今月ピンチだから」と言われて立て替えた彼の趣味の買い物代や、二人で行った旅行の宿泊費もすべて私が負担していました。
既読がつかない理由
私は電卓を叩き、彼に向けて一つのメッセージを作成しました。
「わかりました。では、私が今まで負担した交通費、チケット代、宿泊費、そして立て替えた買い物代の合計が23万円になります。そこからあなたの言う15万円を差し引きますので、残額の8万円を明日の午前中までに振り込んでください。振込先は以下の通りです」
きっちり計算した詳細なメモの写真と、私の口座情報を添えて送信ボタンを押しました。
数分待っても、彼からの返信はおろか、「既読」すらつきません。
どうやら、自分の方が多く払ってもらっていた事実に気づき、慌てて逃げたようです。
一週間が経った今でも、彼から連絡はありません。
あの一文のおかげで彼との縁をきれいに断ち切ることができて、今はとても清々しい気持ちです。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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