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「熱が下がらず寝込んでます」と職場に送った自撮り写真。だが、メガネに映りこんだ姿に唖然【短編小説】

「熱が下がらず寝込んでます」と職場に送った自撮り写真。だが、メガネに映りこんだ姿に唖然【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
サボりの報告
止まらない残業、積み上がるタスク。
心身ともに限界を迎えていた私は、ある「禁断の一手」に打って出ました。
内緒の海外旅行です。
出発当日の朝。私は空港の片隅で、スマートフォンの画面と格闘していました。
私:『おはようございます。熱が下がらず寝込んでます。本日、お休みさせてください……』
さらに信憑性を高めるため、私は「証拠」となる自撮り写真を添えることにしました。
あえてボサボサにした髪に、額には冷えピタ。
マスクを少しずらし、ブルーライトカットのメガネをかけて、精一杯の「病人面」を作ります。背景は空港の真っ白な壁。ここなら自宅の壁だと言い張れるはず。
カシャリと撮った渾身の一枚を、職場のグループチャットへ送信しました。
上司:『それは大変だ。仕事は気にせず、今日はゆっくり休みなさい』
同僚:『お大事に! 昨日の会議も無理してたもんね……』
温かい言葉に罪悪感を覚えつつも、心の中ではガッツポーズ。これで誰にも邪魔されず、南の島でバカンスを楽しめる。そう確信して、何気なく送った写真を見返した、その瞬間でした。
映っていたのは
「……え?」
指が凍り付き、全身の血の気が一気に引いていくのが分かりました。
メガネのレンズ。そこには、あってはならない光景が克明に刻まれていたのです。
拡大すると浮かび上がる「国際線・出発ゲート」の巨大な電光掲示板。さらには、色とりどりのスーツケースを引いて歩く旅行客の姿まで、鮮明に反射していました。
慌てて送信を取り消そうとするも、時すでに遅し。画面には無情にも「既読」の文字が並びます。それもチーム全員分。
私の嘘は、自ら選んだメガネのレンズによって、あまりにも皮肉な形で暴かれてしまいました。
直後、上司から届いたのは、凍り付くような一言でした。
上司:『ずいぶんと見晴らしの良い「病室」にいるようだな。帰国したら、じっくり話をしようか』
皆さんも、職場に自撮り写真を送る際はご注意を。背景だけでなく「瞳やメガネへの映り込み」にまで気を配らなければ、真実は思わぬ場所から顔を出してしまいます。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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