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「君が消したんじゃないのか?」ミスをなすりつける先輩。だが、密かに用意した証拠で黙らせた話

「君が消したんじゃないのか?」ミスをなすりつける先輩。だが、密かに用意した証拠で黙らせた話
突然のトラブル!濡れ衣を着せられた瞬間
20代の若手社員として働いていた、前の職場での出来事です。
そこには、どうしても肌が合わない先輩が一人。自分のミスを、いつも後輩の私のせいにする困った人でした。
「あれ、これ指示通りじゃないよ?ちゃんと聞いてた?」
「……メモにはこう書いてありますが」
「僕がそんなこと言うわけないだろ。君の勘違いじゃない?」
こんなやり取りは、もはや日常茶飯事。
何を言っても無駄だと悟った私は、ただ黙って耐えていたわけではありません。
いつか自分を守るため、システムの操作履歴を確認・保存する方法を、独学でこっそり身につけていたのです。
ある日のこと。
部署全体で使っている重要なデータが、突然消えるというトラブルが発生しました。
「大変だ!誰だ、ファイルを消したのは!」
課長の怒鳴り声がオフィスに響き渡ります。
その直後、隣に座っていた先輩が、待ってましたと言わんばかりに私の顔を覗き込んできました。
「おい、まさか君……。さっきそのファイル、触ってたよね?君が消したんじゃないのか?」
「えっ、私は中身を確認しただけで、削除なんてしていません!」
「でも、最後に開いたのは君だろう?課長、どうやら彼が操作ミスをしてしまったみたいです。まったく、困りますよね」
わざとらしいため息をつき、周囲に聞こえるように私を犯人に仕立て上げる先輩。
同僚たちの冷ややかな視線が、痛いほど突き刺さります。まさに絶体絶命のピンチ。
しかし、私は冷静に自分のパソコンを操作しました。
突きつけたログ。顔面蒼白の先輩に下った「審判」
「課長、少しよろしいでしょうか。念のため、誰がいつ操作したかの記録を確認しました」
「……記録だって?」
課長と先輩が、私の画面を覗き込みます。そこに映し出されたのは、ファイルを削除した実行犯のID。
「削除されたのは午前10時15分。その時間、私は課長と打ち合わせ中でした。そして、削除に使われたIDは……先輩のものです」
その瞬間、職場の空気が一変。
「えっ、あ、いや……それは何かの間違いで。というか、操作ミスというか……」
さっきまでの威勢の良さはどこへやら。先輩の顔は、見る見るうちに土気色へと変わっていきます。
「ログインした端末も、先輩の席のパソコンですね」
「……。言い訳は、後でじっくり聞かせてもらおうか」
課長の鋭い視線が突き刺さり、先輩はそのままうなだれました。
その後、先輩は別の部署へ異動。去り際の、あのなんとも言えない気まずそうな、情けない顔。
「今まで、悪かったな……」
蚊の鳴くような声で謝る姿を見て、心の底から「スカッとした!」と感じたのを覚えています。
自分の身は自分で守る。あの時、対策を練っておいて本当に正解でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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