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「お招きいただき、本当にありがとうございます!」夫の実家に初めての挨拶。だが、終始笑顔だった義母の恐ろしい一言に空気が凍りつく

「お招きいただき、本当にありがとうございます!」夫の実家に初めての挨拶。だが、終始笑顔だった義母の恐ろしい一言に空気が凍りつく

義実家の家に初めての挨拶

40代になった今でも、あの日のリビングに漂っていたお茶の香りを思い出すと、胃の奥がキュッと収縮するような感覚に陥る。

それは、幸せの絶頂から一瞬で奈落へ突き落とされた、忘れもしない「初めての挨拶」の記憶だ。

「初めまして。今日はお招きいただき、本当にありがとうございます!」

玄関先で深々と頭を下げる私を、義母は春の陽だまりのような微笑みで迎えてくれた。

「まあ、可愛らしいお嬢さんね。さあ、立っていないで入って。遠慮なんていらないわよ」

その柔和な表情に、私の緊張は少しずつ解けていった。これなら、きっとうまくやっていける。そう確信した自分を、今すぐ抱きしめて止めてやりたい。

食卓を囲み、穏やかな会話が流れる中、彼が誇らしげに私の顔を覗き込んだ。

「お母さん、聞いてよ。彼女、本当に料理が上手なんよ。お弁当も毎日作ってくれるし、それがまた最高に美味くてさ」

彼は私の手料理を、まるで自分の手柄のように嬉しそうに自慢し始めた。

「俺の好みを完璧に分かってくれてるっていうか。毎日食べても、一口目から『ああ、旨いなあ』って思うんよね。ほんまに助かってるわ」

照れくさくて、私は俯きながら「口に合って良かったです」と小さく笑った。

義母も一緒に、「あら、そんなに?良かったわね」と笑ってくれる……。そんなありふれた、温かな光景が続くはずだった。

義母の一言

だが、部屋の空気が、一瞬で凍りついた。

カチリ、と義母が湯呑みを置く。

彼女の瞳から光が消え、底の見えない沼のような暗い色が宿った。

「……ふーん。そんなにガツガツ食べてるの。ずっと、ひもじい思いをさせてるのかと思ってたわ」

鼓膜を直接針で刺されたような衝撃だった。

「え……? ひもじい、ですか?」

聞き返した私の声は、場違いなほど震えていた。しかし、義母は無機質な視線を私に向けたまま、淡々と言葉を重ねる。

「だって、あんまり彼ががっつくから。てっきり、まともなものを食べさせてもらえていないのかと思って。お弁当なんて、よっぽどお腹が空いていたのね。不憫だわ」

「美味しい」という言葉を、「飢えを凌いでいるだけ」という残酷な解釈にすり替える。

それは、私の努力への侮辱であると同時に、息子を「自分の管理下から離れて飢えている哀れな存在」として、私から奪い返そうとする宣戦布告のようにも聞こえた。

隣で彼は、「いやいや、そうじゃなくて味がええから食べてるんやって!」と笑って取りなそうとしていたが、その声は私の耳には届かなかった。

目の前で再び、貼り付いたような微笑みを浮かべる義母。

その優雅な物腰の奥に、得体の知れない「執着」と、鋭利な「悪意」が渦巻いているのが見えた。

「ひもじい」という、今の時代には不釣り合いな、だからこそ生々しく響くその言葉。

幸せな結婚という扉を開けた瞬間に、私が手にしたのは、義母という名の底知れぬ恐怖だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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