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「どこでもいい」新婚旅行先を相談しても曖昧な返事しかしない彼。私が提示した旅行先を見て絶句【短編小説】

「どこでもいい」新婚旅行先を相談しても曖昧な返事しかしない彼。私が提示した旅行先を見て絶句【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

夫の面倒くさいが伝わった

「どこでもいいよ。君の行きたいところが、僕の行きたい場所だから」

新婚旅行の計画を立てようとするたび、夫は慈愛に満ちたような表情でそう言いました。

一見すると優しさに聞こえますが、要するに「考えるのが面倒くさい」だけ。

私は一人でパンフレットをめくり、ネットの口コミを漁る日々に疲れ果てていました。

そんなある日、ふとした拍子に彼の過去のSNS投稿を目にしてしまったのです。

そこには、数年前に彼が元カノと訪れた北海道旅行の写真が。

幸せそうに笑う二人と、背景に写る格式高いクラシックホテル。「一生の思い出になった」というキャプションを見て、私の中にどす黒い感情が芽生えました。

「……そっか。どこでもいいなら、最高に『思い出深い』場所に連れて行ってあげる」

私は静かに微笑み、旅行代理店へ向かいました。

旅行先は…

そして数日後、リビングでテレビを見ている彼のスマホに、決定したプランをメッセージで送ったのです。

「新婚旅行、ここに決めたよ! 」

「お、ついに決まった?ありがと」

「…えっ」

「北海道のこのホテル、すごく素敵でしょ? 露天風呂付きの特別室を奮発しちゃった」

「いや、ここは……ちょっと。他にはなかった?」

「え? どこでもいいって言ったよね? 私はここが一番『ロマンチック』だと思ったの。あなたも、以前誰かと行って、一生の思い出になった場所なんでしょ?」

「……えっ、なんでそれを」

「ふふ、素敵な場所は共有しなきゃ。元カノさんと同じ景色を、今度は私と見て塗り替えましょうよ。楽しみだね?」

スマホを握りしめたまま、夫は顔を真っ青にして絶句していました。返信はそれきり途絶え、リビングには気まずい沈黙が流れます。

「どこでもいい」という言葉は、私のこだわりを尊重しているのではなく、私への関心の薄さだったのだと確信しました。

震える手でスマホを置く彼を見て、私の胸はスカッとするどころか、冷え切った満足感で満たされていきました。

結局、彼は平謝りし、旅行先は一から二人で話し合って決めることになりました。今でもあの時の彼の、血の気が引いた顔を思い出すと、少しだけ口角が上がってしまいます。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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