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「降ります!通してください」と言っても電車のドアの前からどかない若者。だが、他の乗客の一喝で状況が一変

「降ります!通してください」と言っても電車のドアの前からどかない若者。だが、他の乗客の一喝で状況が一変

ドアの前から離れない男

毎朝の通勤ラッシュ。

それはもはや「戦場」。

30代の私にとって、会社に着く前から体力を削られる過酷な時間です。

ある日の朝、車内は限界突破のすし詰め状態。

なんとかドア付近のポジションを確保した私の目の前に、その「厄介な人物」はいました。

ドアの真ん中に仁王立ちする一人の男性。

耳にはイヤホン、視線はスマホ画面に釘付け。

駅に到着しドアが開いても、テコでも動かない。まさに「ドア前地蔵」。

「……すみません、降ります」

後ろの女性が遠慮がちに声をかけるも、彼は無視。

ゲームに夢中で聞こえていない様子。

「降ります! 通してください」

別の乗客が隙間を抜けようとした、その瞬間。

「チッ」

盛大な舌打ち。

謝るどころか、邪魔そうに肩を払い、再びスマホへ視線を戻す始末。

(うわぁ……なんだコイツ……)

車内を支配する最悪の空気。

「関わりたくない」という重苦しい沈黙。

おば様の一喝

その時でした。

隣にいた小柄なおば様が、大きく息を吸い込んだのは。

「ちょっとお兄さん!ここは皆が通る場所やで!」

車内に響き渡る一喝。

全員の視線が集中。

男は驚き、イヤホンを外して「え、なんすか?」。

「なんすかじゃないわ!さっきから皆降りようとしてるのに、どきもせんと舌打ちして!イヤホンしてたら王様なんか?ええ加減にしなさい!」

凄まじい剣幕に、男はタジタジ。

「いや、動こうと……」

「動いてへんかったやないの!ほら、次の駅着くで!今度はちゃんと降りて道あけな!」

タイミングよく、電車は巨大ターミナル駅へ到着。

ドアが開いた瞬間、おば様が「ほら、降りるよ!」と手で合図。

それを皮切りに、我慢していた乗客たちが一斉に動き出しました。

「ちょ、押すなよ!」

「流れに乗って降りなさい!」

怒涛の人波に飲まれる男。

抵抗も虚しく、コルク栓が抜けるようにホームへと弾き出されていく姿。

呆然と立ち尽くす彼に、車内からおば様がトドメの一言。

「はい、次からは気いつけや!」

プシューと閉まるドア。

戻ってくる車内の平和。

心の中でおば様に送る、盛大な拍手。

あの瞬間のスカッと感は、今も私の胸に焼き付いています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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