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「目の前に立っていたのは私だよね……?」満員電車で席を横取りする女。だが、子供の無邪気な一言で状況が一変

目の前に立っていたのは私だよね満員電車で席を横取りする女だが子供の無邪気な一言で状況が一変

帰宅ラッシュの悲劇

平日の19時、帰宅ラッシュ。

駅のホームから溢れんばかりの人波に押し込まれ、私はいつものように満員電車の住人となります。

仕事終わりの体はもう限界。

肩に食い込む通勤カバンの重みが、今日一日の疲れを象徴しているかのよう。

「はぁ……座りたいどこか空かないかな……」

吊り革を握り、心の中で小さくため息。

そんな切実な願いが通じたのか、目の前に座っていた男性が、ゴソゴソと荷物をまとめ始めました。

(やった、次で降りるんだ!) まさに、砂漠でオアシスを見つけたような気分。

この「座れるかもしれない」という期待だけで、パンパンに張った足の痛みが少しだけ和らぐから不思議です。

電車が駅に到着し、プシューという音とともにドアが開きます。

「すみません、降ります」

「あ、はい! どうぞ」 私はその人がスムーズに降りられるよう、一歩横にステップを踏んで、広めに道を開けました。

これぞ、スマートな大人の譲り合い。

そう自負した瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできたのです。

シュタッ!

「えっ……?」

私が座るはずだったその隙間に、隣に立っていた女性が、何食わぬ顔でスッと腰を下ろしました。

あまりの早業に、思考がフリーズ。

(ちょっと待って。ずっと目の前に立っていたのは私だよね……?)

(私が横に避けたのは、前の人が降りやすくするためであって、あなたに席を譲るためじゃないんだけど……)

声に出せない怒りと困惑。

結局、私は行き場を失ったまま、再び吊り革を掴む羽目に。

座った女性はといえば、座るやいなやスマホを取り出し、悠々と操作を開始。

こちらを気にする素振りどころか、視界にも入っていないような徹底した無視っぷり。

ルール違反ではないけれど、あまりに身勝手な振る舞いに、胸のうちはモヤモヤとした黒い感情でいっぱいです。

(正直者が馬鹿を見るって、こういうことなのかな……)

視界がじわりと滲みそうになった、その時でした。

子供の一言

「ねえ、ママ」

すぐ近くにいた幼稚園くらいの男の子が、母親の袖を引っ張って大きな声で言ったのです。

「さっきのお姉ちゃん、座ろうとしてたのに。後から来た人がシュッて座っちゃったね。あれ、カッコ悪いねぇ」

車内に響き渡る、純粋すぎる指摘。 母親は「しっ! 静かにしなさい」と焦っていますが、周囲の視線は一斉にその女性へ。

すると、あんなに堂々としていた女性の顔がみるみる赤くなり、スマホを握る手がわずかに震え始めました。

気まずさに耐えられなくなったのか、次の駅でドアが開くやいなや、彼女は逃げるように電車を降りていったのです。

ぽっかりと空いた、その席。

すると、先ほどの男の子の隣に座っていたおじいさんが、優しく微笑んで私に手招きをしてくれました。

「お姉さん、どうぞ。ずっと立ってて偉かったね。次はあなたの番だよ」

「あ……ありがとうございます!」

座った瞬間、お尻から伝わる温もりに、固まっていた心がじんわりと解けていく感覚。

マナーを守らない人にイライラもしたけれど、ちゃんと見てくれている人はいる。

男の子の無垢な一言とおじいさんの優しさに救われ、帰り道の足取りは驚くほど軽くなったのでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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