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「ダルいんで休みます」入社1週間の新人からのLINE。だが、上司の返信を見てすぐに謝罪…【短編小説】

ダルいんで休みます入社1週間の新人からのLINEだが上司の返信を見てすぐに謝罪短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

遅刻理由がダルイだけの新人

私は教育係として、ある一人の新入社員の男の子を担当していました。
彼は今どきの子らしく、少しマイペースなところがありましたが、仕事覚えは悪くない、そんな印象でした。

ある月曜日の朝のことです。
始業時間の9時を過ぎても、彼が姿を見せません。
「電車遅延かな?」と心配していた矢先、部署のグループLINEが鳴りました。

画面に表示されたのは、彼からのメッセージ。

「今日、なんかダルいんで休みます」

一瞬、自分の目を疑いました。
「体調が悪い」でも「熱がある」でもなく、「ダルい」。
あまりに正直すぎる欠勤連絡に、フロア中がざわつきました。社会人として、その理由はあまりにも無防備すぎます。

私は頭を抱え、どう注意すべきか悩んでいました。
しかし、その時です。いつもは仏のように穏やかで、でも怒らせると一番怖い上司が、すかさず返信を打ち込んだのです。

上司の返信

「了解です。それは大変だね。実は今日、君の歓迎会を兼ねて、予約半年待ちのあの焼肉店ランチをサプライズで抑えていたんだ。君が行きたがっていたお店だけど、体調最優先だもんね。残念だけどキャンセル料払って断っておくよ。お大事に!」

送信された瞬間、既読がつきました。

そのわずか1分後です。彼から再びLINEが。

「すいません!薬飲んだら急激に回復しました!今から向かいます!!!」

その必死すぎる返信に、張り詰めていたオフィスの空気が一気に緩み、みんな吹き出してしまいました。
上司はスマホを見ながら、ニヤリといたずらっぽく笑っています。

結局、彼は汗だくで出社し、開口一番「申し訳ありませんでした!」と深々と頭を下げました。
もちろん、その日のランチは予定通り焼肉へ。彼は肉を焼きながら、上司と私に平謝りでした。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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