MENU

Share

「最終チェックをしてあげる」と言いながら手柄を横取りするお局。しかし、会議で嘘が暴かれ、別の部署に飛ばされた話

最終チェックをしてあげると言いながら手柄を横取りするお局しかし会議で嘘が暴かれ別の部署に飛ばされた話

手柄は自分、ミスは後輩のせい…?「お局先輩」の末路

新卒で入社したばかりの頃、私の教育係になったのは30代後半の女性先輩でした。
彼女はいわゆる「お局様」的な存在で、部署内でも独特な空気感を持っていました。

彼女はいつも、私が一生懸命作った資料を「最終チェックをしてあげる」と言って回収します。
しかし、上司へ報告する際には、まるで「すべて自分がゼロから作りました」という顔をして提出するのです。

それだけならまだしも、困ったのはミスがあった時です。
少しでも不備が見つかると、即座に「これ、後輩さんがやったんです。私は注意したんですけどね」と、すべての責任を私に押し付けて逃げてしまうのです。

「手柄は自分のもの、ミスは後輩のせい」

そんな彼女の振る舞いに、私は毎日言いようのないモヤモヤを抱えていました。

嘘が暴かれた、運命の会議

ある日、重要なクライアントへのプレゼン資料を彼女に託しました。
しかし、数日後の会議で事態は急変します。資料を見た部長が、突然眉をひそめて激怒したのです。

「このデータの数値、去年のものじゃないか!これでは会社に大損害が出るところだぞ!」

会議室に怒号が響き渡り、彼女の顔はみるみるうちに真っ青になりました。しかし、彼女はあろうことか私を指差し、こう言い放ったのです。

「すみません、私が指示したのに、彼女が勝手に古いデータを引用してしまったみたいで……。私の教育不足です」

私は悔しさとショックで、目の前が真っ暗になりそうでした。しかし、その時でした。以前から彼女の言動を怪しんでいた課長が、静かに口を開いたのです。

「いや、それはおかしいな。ファイルの更新履歴と操作ログを確認したけれど、彼女が提出した後に、君が深夜に内容を大幅に書き換えているよね?」

課長の言葉に、会議室の空気が凍りつきました。

「彼女が出した元のデータは正しかった。なのに、どうして君はわざわざ古い数値に書き換えたんだい?」

彼女は「えっ、いや、それは……」としどろもどろになり、言葉を詰まらせました。課長はさらに続けます。

「部下の成果を横取りするだけでなく、内容を改悪してまで責任をなすりつけるのは、社会人として見過ごせないよ」

一刀両断された彼女は、周囲からの冷ややかな視線に耐えきれず、顔を伏せて黙り込んでしまいました。

その後、彼女は社内でも「閑職」と言われる部署へ異動になりました。
今、私は新しい環境で正当に仕事を評価してもらえるようになり、毎日を晴れやかな気持ちで過ごしています。

あの時の「スカッと」した瞬間は、今でも忘れられません。
どんなに嘘で塗り固めても、真面目に仕事に向き合っていれば、いつか必ず誰かが助けてくれるのだと実感した出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

Gallery

SHARE !

この記事をシェアする

Follow us !

GLAM公式SNSをフォローする

Feature

特集記事

Ranking