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「安いお肉ね」とBBQで文句ばかり言い、手伝わないママ友。だが、夫の正論をうけ態度が一変【短編小説】

安いお肉ねとBBQで文句ばかり言い手伝わないママ友だが夫の正論をうけ態度が一変短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

家族ぐるみのバーベキュー

秋晴れの気持ち良い休日、私たちは家族ぐるみで付き合いのあるママ友一家と、バーベキュー場へ出かけました。
久しぶりのアウトドアに心を躍らせていた私ですが、現地に到着するなり、ママ友の態度の雲行きが怪しくなってきたのです。

到着早々、ママ友は「私、日焼けしたくないから〜」と言い放ち、テントの下の一番涼しい特等席を陣取りました。
野菜を切るのも、重い機材を運ぶのも、火をおこすのも、すべて私と私の夫、そしてママ友の夫の3人がかり。
彼女は優雅にスマホをいじりながら、「喉乾いたー、飲み物まだ?」とまるで王女様のように催促するばかりです。

せっかくの空気だし……とイライラを飲み込み、夫が汗だくになりながら焼いてくれたお肉をお皿に乗せて渡しました。
すると彼女は、一口食べるなり眉をひそめて、信じられない言葉を口にしたのです。

「なにこれ、安いお肉でしょ? なんか筋っぽいし固いし、アゴ疲れちゃうわ。もっといいお肉買えなかったの?」

その場が一瞬で凍りつきました。
確かに高級和牛ではありませんが、皆で楽しめるよう精肉店で選んだ美味しいお肉です。
私がショックで言葉を失っていると、ちょうど飲み物の追加を取りに行っていた彼女の夫が戻ってきました。

ママ友の態度が変わった一言

どうやら今の発言を聞いていたようです。彼は静かに、しかし冷ややかな声で妻に言い放ちました。

「おい。買い出しも下準備も全部人任せで、座って食べるだけの人間が何様のつもりだ? 文句があるなら今すぐ帰るぞ。お前が普段食べてる肉より、みんなが汗かいて準備してくれたこの肉の方が何倍も旨いんだよ。作ってくれた人に失礼だと思わないのか? 今すぐ謝れ」

そのあまりにも真っ当な「正論」に、ママ友は顔を真っ赤にして絶句。
周囲の視線に耐えられなくなったのか、「……ごめんなさい」と蚊の鳴くような声で謝罪しました。

その後、彼女はバツが悪そうにスマホをしまい、「私やるわ」と率先してゴミ集めや後片付けを手伝い始めました。
旦那さんの一喝のおかげで、残りの時間は美味しいお肉を気持ちよく味わうことができました。
やはり、バーベキューは協力してこそ美味しいものですね。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

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