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「誰といるの」「今どこ?」束縛系彼女からのLINE。煩わしくて1日無視した結果、修羅場に【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
震え続けるスマホ
付き合って半年の彼女は、清楚な見た目に反してとんでもない束縛魔でした。
当初は愛されていると感じていましたが、次第にエスカレートする行動に私は疲弊しきっていました。
ある金曜の夜、久しぶりに男友達と飲みに行くことになりました。
もちろん彼女には事前に伝えてあります。
しかし乾杯から10分もしないうちに、スマホが震え出しました。画面には彼女からのLINE通知が連投されています。
『着いた?お店の名前は?』
『周りに女の子いないよね?』
『誰といるの?』
『今どこ?』
せっかくの再会に水を差されたくない。
私は、もうお店だよと一言返信してスマホを裏返しました。
それでもブブブと震え続けるスマホ。
友人が心配そうに見る中、私は「今日はとことん飲むぞ!」と通知をすべてオフにし、カバンに放り込みました。
その夜は解放感に包まれ、店を出た後も友人宅へ流れ込み、朝まで飲み明かしました。
友人から届いた写真が暴いた「真実」
翌日の昼過ぎ。二日酔いで友人宅から帰宅中に携帯の電源を入れると、LINEの未読は「150件」。
画面には『今、家の前にいるから』の文字。彼女が鬼の形相で立っていました。
「なんで無視するの! 浮気してたんでしょ!」
鍵を開けるなり部屋に上がり込み、怒鳴り散らす彼女。
「一晩中連絡がつかないなんてありえない! 携帯見せて! 心配で、昨夜からずっと外で待ってたんだよ!」
彼女がスマホを奪おうとしたその時、友人から画像が届きました。
私は思わず鼻で笑ってしまいました。
「…おい、これなんだよ」
画像を拡大して見せつけます。
「ずっと待ってたんだよな? じゃあ、深夜2時にホテル街にいるこの女は誰だ?」
そこには、見知らぬ男と腕を組んでホテル街へ消えていく彼女の後ろ姿が鮮明に写っていました。
「えっ…いや…」
彼女の顔色が真っ白になります。嘘がバレ、弁解の余地もありません。
「束縛が激しい奴ほど、やましいことをしてるって本当だったんだな」
私は冷めきった目で見下ろしました。
「浮気を誤魔化すための束縛か。もう二度と顔を見せるな」
ぐうの音も出ない彼女から合鍵を取り上げ、部屋から追い出しました。
スマホの履歴を全削除した瞬間、清々しい風が吹き抜けました。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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