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「やっぱり結婚できない」式前日に届いた婚約者からのLINE。続く一文に涙したワケ。実は【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
式前夜の戦慄メッセージ
いよいよ明日が結婚式。式前夜、実家の自室で花嫁の手紙を書き終えた私は、念入りのパックをしながら彼にLINEを送りました。
『パック完了! 明日は世界一の花嫁になるから覚悟しててね』
すぐに既読がつきます。
『楽しみにしてる。早く会いたい』
『私も! おやすみ』
マリッジブルーとは無縁の幸せな気分のまま、スマホを枕元に置いて眠りにつこうとした、その時です。
23時過ぎ、スマホが短く震えました。
「まだ起きてる?」といった追加の連絡だろうと思い、微笑みながら画面を見た瞬間、私の時が止まりました。
『やっぱり、結婚できない』
一瞬、言葉の意味が理解できませんでした。冗談? ドッキリ? いえ、彼はそんなたちの悪い嘘をつく人ではありません。
だとしたら、本気? 式の前日に? 招待客も呼んでいるのに?
『え?どういうこと?』
指を震わせながら打ち込みますが、送信ボタンが押せません。
頭の中が真っ白になり、心臓の音がうるさいほど響きます。手足は冷たくなり、息をするのも苦しい。
(どうして? 私、何かした?)直前の「楽しみにしてる」は嘘だったの?
過去の言動を必死に振り返り、絶望の淵に立たされたその時、再び通知音が鳴りました。
地獄から一転?まさかの結末
『……なんて弱音を吐いたら、君は怒るかな。正直に言うと、君のドレス姿の写真をこっそり見返していて、こんなに素敵な人を僕なんかが幸せにできるのか、急に怖くなってしまったんだ。情けない話だけど、君が好きすぎて自信がない』
その一文を読んだ瞬間、張り詰めていた糸が切れ、安堵の涙が溢れ出しました。
普段は弱音など吐かない頼りがいのある彼が、式前夜に「好きすぎて怖い」と震えている。
私は涙を拭い、勢いよくフリック入力しました。
『もう、バカ! 心臓止まるかと思った……』
『私が幸せにしてあげるから、黙ってついてきなさい!』
すぐに既読がつきます。
『一生ついていきます』
この出来事のおかげで、私たちの絆は式を前に、より一層深まったのでした。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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