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麦ごはんのデメリットは「おなら」と「味」?不調を回避して痩せ体質だけを手に入れる、大人の賢い食習慣

なぜ不調が起きる? その原因は「腸内での爆発的な発酵」だった

なぜ不調が起きる その原因は腸内での爆発的な発酵だった

 

デメリットを直視したところで、「じゃあ、麦ごはんはやっぱり体に悪いのか」と結論づけるのは早すぎます。

実は、あなたが感じている不快なデメリットこそが、麦ごはんが持つ“強すぎるほどの健康パワー”の裏返しなのです。原因を知れば、もう怖くありません。

おならは「善玉菌が歓喜している」証拠? 発酵性の食物繊維とは

麦ごはんに含まれる食物繊維の中でも、特に注目すべきなのが「β-グルカン」という水溶性食物繊維です。

このβ-グルカンは、腸に入ると水分を吸ってゲル状になり、善玉菌にとって最高の“ごちそう”となります。善玉菌は、このβ-グルカンをエサにして爆発的に増殖し、代謝する過程で「ガス」を発生させます。

つまり、頻繁におならが出るのは、あなたの腸内で善玉菌が元気に活動し、腸内環境の改善が勢いよく進んでいる証拠なのです 。

ガスが出ること自体は、むしろ「効いている」サインと捉えることができます。ただし、腐敗によって発生する悪玉菌のガスとは違い、麦ごはん由来のガスはそこまで強烈な臭いではないことが多いのも特徴です。

便秘・下痢になるのは「水分不足」と「急激な変化」が原因

便通が悪化したり、逆にお腹がゆるくなったりする原因は主に二つです。

一つは「水分不足」。

麦ごはんは、特に水に溶けにくい不溶性食物繊維も豊富に含んでいます。この不溶性食物繊維は、腸内の老廃物や水分を吸って膨らみ、便のボリュームを増やしてくれます。

しかし、ここで摂取する水分量が少ないと、便が硬くカチカチになってしまい、かえって便秘が悪化してしまうのです。

水を飲む量が少ないまま麦ごはんを始めた方は、この罠にはまりやすいと言えます。

もう一つは「急激な変化」。

普段から食物繊維の摂取量が少なかった人が、いきなり白米を麦ごはん100%にしたり、大量に食べ始めたりすると、腸がその急激な変化に対応しきれず、過剰な刺激で下痢を引き起こしてしまうことがあります。

腸内環境は非常にデリケートなので、変化を嫌うということを覚えておきましょう。

美味しくないのは「選び方」と「水加減」の間違い

麦ごはんが「美味しくない」「パサパサする」と感じる原因は、麦のせいではなく、ほとんどが私たちの「知識不足」によるものです。

まず、「麦」の種類を把握していないと失敗します。例えば、平たく加工された「押し麦」はパサつきやすく、どちらかというと炊き込みご飯やスープ向きです。

一方で、粒が丸く、粘り気がある「もち麦」は白米と混ぜても違和感が少なく、モチモチした食感で食べやすいと人気なのです。

また、麦は白米に比べて圧倒的に吸水率が低いため、白米と同じ水加減で炊くと当然パサパサになってしまいます。

美味しく炊くには、麦の分量に合わせて水をしっかり加える(そして吸水時間を設ける)というひと手間が不可欠なのです。

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