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「今どこにいるの?」休日なのに上司から業務LINE。無視した私に待っていたまさかの結末…【短編小説】

今どこにいるの休日なのに上司から業務LINE無視した私に待っていたまさかの結末短編小説

休日の上司からの連絡

休日の朝。
アラームを切ったあと、スマホの通知が立て続けに鳴った。
画面を見ると、職場の上司からのLINEだった。

「今どこにいるの?」
「急ぎで確認したい資料があって」
「今日中に返信もらえると助かる」

(えっ、今日って休みじゃ……)

カレンダーにはしっかり「休日」の文字。
昨日のうちに「今日は私用で連絡つきません」と伝えてあったのに。

「せっかくだし今日は仕事を忘れよう」
そう自分に言い聞かせ、私は既読もつけずにスマホを伏せた。

向かった先は、最近ハマっている映画館。
今日は人気アクション映画の公開日で、チケットも発売開始と同時に取った特等席。
暗転し、スクリーンに光が走った瞬間、すべてを忘れられるような心地よさだった。

まさかの遭遇

ところが、上映が終わり、ロビーで人混みに流されながら出口へ向かっていたその時。
ふと視線の先に、見覚えのある後ろ姿が。

(え、まさか……)

キャップを深く被り、ポップコーン片手にパンフレットを見ているその人は
よりによって、朝LINEを送ってきた上司だった。

しかも手には、まさに私が観ていた映画のパンフ。

「……○○さん?」
呼びかけられ、思わず立ち止まる。

「やあ、偶然だな。あの、朝のLINEなんだけど――」
「す、すみません! 確認してたんですけど、上映中で……」

(うそ。言い訳が雑!)

上司は一瞬キョトンとしたあと、ふっと笑った。
「いや、こっちこそ休日に悪かったよ。君もこのシリーズ好きなんだな。」

その言葉に救われたような気持ちになりながら、私は会釈してその場を離れた。
まさか“業務連絡の上司”と“趣味の映画館”が交わる日が来るとは。

次の出社日、どんな顔で挨拶すればいいのか。
でも少しだけ、上司の人間味を知った気がした。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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