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死ぬまでに行きたい絶景スポット!まるでジブリの世界と話題の東京湾 神秘の無人島「猿島」に行ってみた

死ぬまでに行きたい絶景スポットまるでジブリの世界と話題の東京湾 神秘の無人島猿島に行ってみた

 

みなさま、こんにちは。

今回は、神秘的で歴史的にも魅力たっぷりなのに、意外と知られていない穴場スポットをご紹介します。

その名もズバリ、横須賀にある「猿島」

ここは、都心から1時間ほどでサクッと行けちゃう距離にありながら、実は知る人ぞ知るスピリチュアルスポット。

「ラピュタの世界観を味わえる島」としても人気なんです。

手軽に足を運べるのに、しっかり“非日常”を感じられる――。

そんな猿島の魅力を、今回はたっぷりとお届けします。

【GLAM 公式 YouTubeチャンネルでも公開中!】

猿島ってどんな場所!?

猿島
 

猿島は、東京湾に浮かぶ唯一の自然島。

南北約400メートル、東西約200メートルととても小さく、ぐるっと一周してもわずか約1.6キロほど。

名前から「猿がいるの?」と思われがちですが、実は由来は鎌倉時代にさかのぼります。

日蓮聖人が千葉から鎌倉へ向かう途中、嵐に遭遇。

そのとき突如現れた白い猿が船を導き、この島へと辿り着いたと伝えられています。

そこから「猿島」と呼ばれるようになったのだとか。

古くから“霊的な島”とされ、かつては弁財天を祀る社もあったそうです。

 

歴史と静寂が残る要塞の島

歴史と静寂が残る要塞の島

江戸時代、ペリーの来航をきっかけに幕府は東京湾の防備を強化。

その一環として猿島を要塞化し、大砲を設置しました。

明治時代に入ると陸軍による本格的な要塞建設が進み、

日清・日露戦争の時代には首都防衛の最前線に。

実際に砲撃戦の記録はほとんどないものの、首都を守る重要拠点だったんです。

その後、第一次世界大戦を経て戦いの主役は船から航空機へ。

昭和期には高射砲が設置され、太平洋戦争を経て終戦を迎えたのち、アメリカに接収。

返還後は観光地として一般公開されました。

今では夏の海水浴やバーベキュー、そして要塞跡を巡る探検が楽しめる無人島として人気を集め、

2015年には国の史跡にも指定されています。

 

猿島までのアクセス

フェリー

電車で行く場合は「横須賀中央駅」から歩いて約15分、「三笠ターミナル」へ。

そこからフェリーに乗って約10分で猿島に到着します。
今回乗船したのは、こちらの「NEW KUROFUNE」。見た目もネーミングもかっこいい…!

フェリーは9:30から1時間ごとに出航してるのですが、島の探検ツアーに参加したい方は、ツアー開始30分前の便を選ぶのがおすすめです。

平日の10時過ぎでもすでに長い列ができていて、人気の高さを実感。

※フェリーチケットはターミナルでも購入できますが、ネットの事前購入なら割引があってお得!予約制ではないため、混雑時は定員に達すると次の便になることもあるそうなので、少し早めの到着がおすすめです。

チケットの事前予約はこちら

猿島公園内の様子

猿島

ツアー開始まで1時間ほどあったので、上陸早々島を一周してみることに。

小さな島とはいえ、アップダウンのある道なので、40分も歩けば、割としっかり疲れました(体力の問題…?笑)。

途中赤ちゃんを抱っこされてるママさんを見かけましたが、小さなお子さんを連れて行く場合は、それなりの覚悟が必要かも…!?

道は綺麗に整備されていて、足場が悪いところは少ないのですが、それでも歩きやすい靴で行くことお勧めします。

あと、ジャングルのような雰囲気ではないので、虫が苦手な方もご安心を(笑)

 

探索ツアー開始! 

せっかくならぜひ参加したいのが、猿島の探検ツアー!

島の入り口付近に受付があるので、そちらより申し込みが可能です。

30分コースと60分コースがあり、各回の開始時間が決まっているので事前チェックがおすすめ。

当日受付も可能ですが、定員があるため事前ネット予約が安心です。

この日も当日受付の方が多く、定員ギリギリでした…!

発電所

高い石の壁に囲まれた一本道
 

まず最初に見えてくるのが、設置から130年以上経つ現役の発電所

そこから坂道を登ると、高い石の壁に囲まれた一本道へと入ります。

すんと静まり返った空気感と湿った石の匂い。

閉じられた空間なのに、どこか開けたような感覚は、まさに「ラピュタの世界」に迷い込んだようで、思わず息を飲んでしまいました!

人の手でこの深さまで掘り進めたと聞くと、当時の技術と労力に本当に驚きです。

 

石の壁には、各地から運ばれた石が使われているそうで、

「+」印がついたものは千葉鋸山から、また違う壁には名古屋製を示す刻印入りの石もありました。

訪れた際にはぜひ探してみてください!

鋸山から運ばれてきた石

名古屋産の刻印が入った石

兵舎と弾薬庫

途中には、レンガ造りの兵舎や弾薬庫を見ることができます。

草木に覆われた石の壁の中に突然現れるレンガ建築は、廃墟のようでありながらどこか神聖。むしろ“おしゃれ”な雰囲気さえ漂っていました。

猿島の兵舎と弾薬庫のレンガは、「フランス積」といって、レンガの縦横を交互に積む手法が用いられています。

初期の要塞ならではの丁寧な造りは、戦いのために築かれた建物とは思えないほどの美しさでした。

後に簡単かつ丈夫な作りの「イギリス積み」が主流となるのですが、この「フランス積み」と「イギリス積」の両方が一箇所で見ることができるのは、なんと日本で猿島だけなんだそうです!

「フランス積み」のレンガで建てられた兵舎

同じく「フランス積み」の弾薬庫

イギリス積み」のレンガ壁

時空が交差するトンネル!?まるでラピュタの世界

時空が交差するトンネル!?

三叉路

そして、猿島で最も有名なのが、このレンガのトンネル

長さ約90メートル、使われたレンガはなんと100万個以上!

トンネルの中は緩やかな下り坂。出口が見えない構造は、敵の侵入時に待ち伏せするための設計なのだとか。

中に入ると、外の世界と切り離されたような静寂が広がっていて、少し不気味なのに、どこか落ち着くような神秘的な空気…

まさに“時が止まった空間”でした。

スピリチュアル好きの間では、「心の迷いを断ち切るゲート」とも言われているそうですが…

ビビりな私はそんな余裕もなく、ただただ圧倒されていました(笑)

 

余談にはなりますが…

トンネル付近の壁の至る所に、象形文字のようなものがたくさん…!!!

何と、こちら全て落書きなんだそうです(笑)

戦後無法地帯となった猿島に上陸した人たちが刻んだものだそうです。

もちろん、現在は落書き禁止です!

落書き

上のエリア

今回は30分のツアーでは回りませんでしたが、上のエリアには砲台跡や、初代仮面ライダーのロケ地としても知られている展望台も。

晴れていれば富士山も見えるそうです!

奥に進むと、この日は立ち入り禁止でしたが、日蓮聖人が法華経を唱えたと伝えられる日蓮洞窟もあります。(取材時:立ち入り禁止)

砲台跡

展望台

その他楽しみ方

レモネード

記念スタンプ
 

島内は整備されており、綺麗なトイレやカフェも完備。

観光客に優しいのが嬉しいポイントです。

浜辺にはBBQスペースもあり、この日は1組が利用していました。

帰りに立ち寄った「YOKOSUKA PORT MARKET」は、三笠ターミナルすぐ。

倉庫風のおしゃれな空間にレストランやお土産店が並び、旅の余韻を感じながらのんびり過ごせる心地よい場所でした♪

島内にあるカフェのメニュー

YOKOSUKA PORT MARKET
 

ランチ

ドブ板通り

TSUNAMI

島内のカフェで過ごすのも魅力的ですが、せっかくなので今回は横須賀のドブ板通りでランチをすることに♪

スカジャンのお店が並ぶレトロな通りの一角にある、インパクト抜群のハンバーガーショップ「TSUNAMI(ツナミ)」さんへ。

アメリカの歴代大統領の名前がついたボリューミーなバーガーが名物ですが、私は王道のアボカドバーガー海軍カレーをチョイス。

香ばしく焼かれたパティとまろやかなアボカドの組み合わせは最高で、カレーも優しいスパイス感が絶妙でした。

猿島の余韻を感じながら食べる横須賀ランチ、旅の締めくくりにぴったりでした。

アボカドバーガー

海軍カレー

 

さいごに

たった10分の船旅で訪れることができる小さな無人島「猿島」。
人工物と自然が共存するその景色は、「ラピュタの世界!」と一言で片付けられがちですが、実際に歩いてみると、それ以上の奥深さを感じます。

130年の歴史、人の手が生んだ造形美、兵士たちの記憶、そして“見えない力”を感じるような静謐な空気——。

ほんの数時間の滞在だったのに、まるで一日旅をしたような満足感でした。

「戦争」という暗い歴史を背負っている島なのに、なぜか居心地が良いと感じたのは私だけではないはず。
傷を負った人ほど、人の痛みをわかってあげられるように、猿島もまた「自然」と「時間」が過去の記憶をやさしく包み込み、癒しへと変えていっている——そんな風に感じました。

次はぜひ、夕暮れ時の猿島にも訪れてみたいなぁと思います。

陽が沈むトンネルの先に、どんな色の光が差し込むのか。
想像するだけで、またあの島に呼ばれているような気がします♪

 

 

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執筆者

Cocco

Cocco(こっこ)ライター。音楽会社の営業、アパレルブランドのプレス、ヨガのインストラクター、子供の英語教室など、多種多様な経歴をもつ都内暮らしの2児の母。これまでの経験を生かし、現在はライターとして活動中。

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