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彼氏できたと報告した瞬間、親友の顔色が変わった。まさか、あんな行動に出るなんて…【短編小説】

彼氏できたと報告した瞬間親友の顔色が変わったまさかあんな行動に出るなんて短編小説

私の名前は楓(かえで)です。
私には、高校時代からの大親友、詩織(しおり)がいます。どんな時も一番の味方でいてくれる、かけがえのない存在でした。

数週間前、私はマッチングアプリで出会った直人(なおと)さんとお付き合いを始めました。
優しくて、スマートで、まさに理想の人。舞い上がる気持ちで、私はすぐに詩織に報告しました。

「聞いて、詩織!彼氏ができたの!」

いつものカフェで、私は満面の笑みで切り出しました。
しかし、その瞬間、詩織の顔から笑顔がすっと消えました。
すぐに「おめでとう」と笑顔を作りましたが、その目は全く笑っておらず、どこか冷たい光を宿していました。
私は少し胸騒ぎを覚えましたが、気のせいだと自分に言い聞かせました。

それから数日後、事件は起きました。 

直人さんから、急に「話がある」と改まった様子で呼び出されたのです。
会うなり、彼は困惑した顔で、一枚のスクリーンショットを私に見せました。
それは、詩織から送られてきたという、SNSのダイレクトメッセージの画面でした。

差出人は、詩織。
そこには、信じられない内容が書かれていました。
「直人さん、初めまして。楓の親友の詩織です。突然すみません。あの子、実は元彼のことがまだ忘れられないみたいなんです。直人さんのことは、寂しさを紛らわすためだって…。これ以上、直人さんが傷つくのを見たくなくて、つい連絡しちゃいました」

全身の血の気が引いていくのが分かりました。
元彼の話なんて、全てが詩織のでっちあげです。親友を装い、ありもしない嘘で私たちの関係を壊そうとしていたのです。
報告した時の、あの冷たい表情の理由がようやく分かりました。

嘘を問い詰めた結果

私は怒りと悲しみで震えながら、その足で詩織の家に向かい、彼女を問い詰めました。
「どうしてあんな嘘を直人さんに送ったの!?」

私の剣幕に、詩織はしばらく黙って俯いていましたが、やがて顔を上げ、涙ながらに叫びました。
「だって、悔しかったんだもん!直人さんのこと、私の方が先に好きだったのに!」

聞けば、詩織も同じアプリで直人さんを見つけ、ずっとアプローチしていたというのです。
しかし、彼が選んだのは私だった。その事実に耐えられず、嫉妬心からあのような行動に出てしまったのでした。

大好きだった親友の、全く知らなかった恐ろしい一面。
私の幸せを妬み、平気で嘘をついて邪魔をしようとするなんて。
長年築いてきた友情が、音を立てて崩れていくのを感じました。

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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