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【最低】「ごめん、行けない」神席ライブをドタキャンした彼氏。→数分後、”高額転売ヤー”と化していたことが発覚!証拠スクショで地獄へ突き落とした【短編小説】

ライブのチケットがまさかの転売?
「ごめん、急に仕事入っちゃって…今日のライブ行けそうにない」
開演3時間前、彼氏・涼介から届いたLINEは、それだけだった。
怒りよりも先に、あまりのあっさりさに呆然とした。今日のライブは、私たちが付き合って1年記念に応募して当たった、超人気アーティストのアリーナ最前列。ファンクラブ先行でやっと手に入れた奇跡の“神席”だ。
「急な仕事」って本当? 彼の“嘘臭さ”に違和感を覚えて…
私:「仕事…仕方ないけど、せっかくだし誰か誘うね」
涼介:「うん、それがいいかも」
このやりとりを見て、私はモヤモヤを抑えきれなかった。
“ごめん”の一言で済ませるテンションじゃないし、何より仕事なら証拠の一つもあるだろう。
でも、私はすぐに“あること”に気づいてしまった。
――涼介のX(旧Twitter)のサブ垢を知っていたことを。
「◯◯アリーナ最前 2枚連番 即対応可」!?
そこには、まさかの…
彼の裏垢をこっそり覗くと、開演2時間前にこんな投稿が。
「◯◯アリーナ最前 2枚連番 定価+手数料で。DMください」
…は?
目を疑った。時間も会場名も、何もかも一致している。しかも定価どころか、定価の3倍で「即対応」って。仕事がどうとか言ってたくせに、最初から**“売るつもり”だった**の…?
「地獄行き片道切符」——証拠スクショ爆撃開始
その瞬間、私の指は自動的に動いていた。
・投稿スクショ(会場名・アカウント名・時刻入り)
・涼介とのLINEのやりとり
・さらに、やり取りしていたDM相手が「1枚だけでいいんですけど」と返信→涼介「1枚だけだと足が出るんで2枚で」と言っていた決定的証拠も発見。
私:「涼介、転売してるってこれだよね?」
(証拠画像を連投)
返事が来るまで、わずか3分。
「ごめん、違うんだ、これは…」と、火消しに走るメッセージが連投されたけど、もう遅い。
最後の一撃は“アーティスト公式への通報フォーム”
私はそのまま、アーティストの公式サイトにあるチケット不正転売通報フォームへ、
“丁寧な言葉でスクショ付きで”通報を完了。
その週末、涼介から「チケット無効になった。アカウントも凍結された」と怒りの電話がきたけれど、私はただ一言だけ返した。
「仕事じゃなかったんだ? 嘘までついて売ろうとしてたチケット、地獄で見ててね」
ライブは親友と参戦。神席の景色は、彼ナシでも最高だった
ちなみに、私の分のチケットは運よく親友が飛んで来てくれて、2人で参戦。
涼介の“仕事”よりずっと価値のある、最高の思い出になった。
推しを裏切る者は、推しにもフラれる。
神席をカネに変えようとした男の末路に、拍手を送ってくれたらうれしいです。
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