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【解説】「エビデンス」ってどういう意味?説明できたらちょっとカッコいい言葉の正体

「それ、エビデンスあるの?」
「エビデンスがないなら信じられない」
SNSやニュース、ビジネスの会話などで、よく見聞きするようになった「エビデンス」という言葉。なんとなく「証拠っぽい意味かな」と思っていても、いざ説明しようとすると少し難しいですよね。
今回はこの「エビデンス」という言葉の意味や、日本語での言いかえ方を、わかりやすく解説します。
エビデンスとは?
エビデンス(evidence)は、英語で「証拠」や「根拠」という意味の言葉です。
ただし、単に「何かを証明するもの」ではなく、「客観的に見て納得できる情報」「裏付けのあるデータや事実」といったニュアンスを含みます。
たとえば、
「この商品が売れているというエビデンスとして、売上データをご覧ください」
という場合、それは
「売れていることを証明する、信頼できる情報を見せる」ということになります。
日本語で言いかえると?
「エビデンス」は、場面によって次のように言いかえることができます。
・根拠
・裏付け
・確かな情報
・客観的なデータ
・証拠
言葉は少し固い印象がありますが、「その話に信ぴょう性があるかどうか」という部分を強調するときによく使われます。
「証拠」との違いは?
「証拠」も似た意味の言葉ですが、エビデンスとは少し違った使われ方をします。
「証拠」は、たとえば裁判で使われるような“決定的な情報”を指すことが多いです。
一方の「エビデンス」は、研究や医療、ビジネスの場面で「判断材料」や「裏付け情報」として使われることが多く、「絶対的な証明」よりも「納得のいく説明」に近いイメージです。
言いかえの例
・「この調査結果にはエビデンスがあります」
→「この調査結果には裏付けとなるデータがあります」
・「エビデンスがない情報には注意が必要です」
→「根拠のない情報には注意が必要です」
・「エビデンスに基づいた判断をしてください」
→「客観的な事実をふまえて判断してください」
まとめ:情報に強くなるための“目”
エビデンスという言葉は、「ただの意見」や「思い込み」とは違う、“信頼できる情報”を見極めるためのキーワードです。
ネットやSNSに情報があふれている今、「それって本当に正しいの?」と考える視点がますます重要になっています。
エビデンスをもとに考えるクセをつけることで、情報に流されにくい自分を作ることができます。
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