女子格闘技興行運営をするBWP事務局は、美女限定プロレス興行『BWP NEXT10』を2023年6月10日に東京都・秋葉原のアキバナビスペースで開催しました。その試合結果をご報告いたします。また本興行の内容を収録した映像作品も、配信版とDVD／Blu-rayで2023年7月14日に発売しました。
美女限定プロレス興行『BWP NEXT10』
BWP NEXTはライブイベント初登場の選手やこれからの活躍が注目される選手が登場出来る大会となっており、8月と12月開催のスター軍団が集まる大会とはまた違った楽しみがあるものになっています。現在BWP vs FGI＆SSS連合軍のどちらがメインの興行をとるかで対抗戦をしており、昨年12月の興行ではBWP軍が勝ち越しをした為、今回の興行はBWP主催となります。
今大会は3試合構成なので、2勝した方が次回興行のメインを張ることとなります。
第一試合
有加里ののか(FGI所属) vs 辻さくら(BWP所属)FGI、BWPともに秘密兵器としてライブファイト初登場の2人の対決。
これまでの経験値などから考えると誰もが辻さくら有利だと思われた。
しかし、序盤からの辻有利の流れを着実に受け流し、最後は有加里が自分のペースに引き込み、グランド卍固めでギブアップを奪い勝利。
試合後、自身を雑魚呼ばわりしていた辻に対し、有加里は「雑魚に負ける気分はどうですか？」と踏みつけながら煽り、悔しさに涙をためた辻は「本気を出したらお前なんかに負けないからっ！！」と発言。
怒りに震える辻はリングの去り際に「覚えとけよ！」と吼え、遺恨を残した。
第二試合
ジューン・ラブジョイ(FGI所属)＆夏目みらい(SSS所属)組 vs 皆瀬あかり(BWP所属)＆目黒ひな実(BWP所属)組すでにライブファイトでは実績がある夏目と目黒が、それぞれ初登場選手(ラブジョイ／皆瀬)を従えてのタッグマッチに挑む。
連合組は試合開始前、レフェリーの説明後コーナーに向かうBWP組の背後を急襲し、一方的な攻撃を仕掛ける。その後レフェリーが連合組を収めるのに手間取り、BWP組は相当なダメージを負ってしまう。そしてようやくスタートした試合でも、正統派な闘いとコンビプレーで攻めるBWP組とは真逆の反則攻撃を何度も繰り出し、試合のペースを握る連合組。
最後は試合権をもっていた夏目が目黒をパワーボムで叩きつけ3カウント決着。
BWPアイドルタッグをマットに沈めた。
この試合は負けたチームが観客に向かって2人同時に敗北宣言をしなければならない非情なルールとなっていたが、度重なる反則に納得がいっていないBWP組はそれを拒否。
しかし、すでにボロボロでまともに動くことが出来ないBWP組を連合組はボコボコにして無理矢理敗北宣言をさせてしまう。
この時点でBWP軍の2敗は確定し、メインイベントに望みをつなぐことなくBWPの敗北が決定。
先輩にバトンをつなぐことができなかったアイドルタッグは悲痛な声で苦渋の敗北宣言をし、意気揚々とリングをあとにする連合組を背に泣き崩れた。
第三試合
新垣ひとみ(FGI所属) vs 前乃菜々(BWP所属)昨年12月に衝撃的なカムバックを果たした生ける伝説・新垣ひとみに対するは現BWP王者・前乃菜々。この二人はかつて1度対戦したことがあり、その時は前乃菜々の必殺技・フェニックススペシャル2を繰り出し、新垣はこの技が初見だった為タップを奪われた。
しかし試合内容は新垣が圧倒しており、疑問が残る試合結果だった。
この試合に先立ち、1年を通して行われた8名の王者達で開催されたBATTLE Champions Tournament 2022-2023 Seasonで優勝を果たした前乃菜々にトロフィーの授与式が行われ、プレゼンターは決勝の相手でもあり業界最高峰のベルトを持つYUEがゲストで登場し、前乃を激励。
懐の大きいところを見せた。
前乃はかつて新垣と闘った時とは違うと確信しており、自身がYUEや新垣と並ぶレジェンドの域に達していると証明する為、この試合に臨む。
一方、新垣は自分がリングを離れていた間、興行のレベルが下がったと危惧しており、この闘いに団体対抗戦以上の価値を求めていた。
試合は一進一退の状態が続き、新垣ペースにはならず。
前乃の能力が格段に飛躍したことで、むしろリング内の空間を支配しているのは前乃の方だった。
最後までまったく勝敗がわからない状況の中、前乃渾身の新必殺技・フェニックススペシャル5が新垣に炸裂！
またしても初見技だった為、新垣無念のギブアップ！！
今回は前回とは大きく違い、綺麗な一本勝ちをしてみせたことで、正真正銘、前乃菜々がレジェンド達と肩を並べる存在になった瞬間だった。
＜サプライズ映像＞
https://twitter.com/CatfightRonald/status/1667473086181146625
場内暗転で流れた映像には、雨宮留菜の参戦、そしてメインイベントがYUEとのシングルマッチであることが記され、会場がどよめくとFGIこそがメインに相応しいと告げ新垣はリングを後にした。
かつてBWP誕生以前、前身団体FightingGirlsで苦楽を共にしたYUEと雨宮留菜(約8年半ぶりに復活！)が時を超え、意外にも初めて対決する。
エース前乃菜々を筆頭に再起を狙うBWPとメイン興行で結果を出したい連合軍の正念場が8月にやってくるのだった。
◆以上の模様を収録した映像作品(合計130分／10,000円＋消費税)が、配信版とDVD版／Blu-ray版で7月14日発売！！
◆次回は、FGI03興行の開催が決定！
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