プリンス(Prince, 57)とスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)という米音楽界を代表する大物歌手2人が先週末、ホワイトハウスで開催された特別ライブでステージに立った。
めったに人前に姿を見せないプリンスは13日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領とファーストレディーのミシェル(Michelle)夫人のためにパフォーマンスを披露した。今回のイベントは「アフリカ系アメリカ人音楽鑑賞月間」の一環で行われ、スティーヴィーはサプライズで参加したという。会場には500人の幸運なゲストが招かれ、オバマ夫妻と一緒にライブを楽しんだ。プリンスも最大のヒット曲「パープル・レイン」や「キス」を披露し、観客の期待に応えた。
米The New York Post紙によると、コニー・ブリットン(Connie Britton)やジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)、シアラ(Ciara)、タイラー・ペリー(Tyler Perry)、ジェナ・ライオンズ(Jenna Lyons)、ナイーム・カーン(Naeem Khan)ら各界のセレブも観客席からプリンスに歓声を送ったという。
また各業界の有力者に加え、オバマ夫妻の娘サーシャ(Sasha)ちゃんとマリア(Malia)ちゃんらの姿もあった。
堂々とステージに姿を現したスティーヴィーは、自身のヒット曲「涙をとどけて」をプリンスとデュエットで熱唱。その後、DJキャシディ(DJ Cassidy)もステージに上がり、パフォーマンスを続けた。
それ以外の詳細は伝えられていないが、ライブはホワイトハウスのイーストルームで行われた模様だ。この部屋では音楽イベントがよく行われており、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)やジョン・レジェンド(John Legend)らもパフォーマンスしたことがある。
プリンスはワシントンD.C.で「HITnRUN」ツアーを敢行中で、先週末もステージに立っていた。
プリンスはめったに人前で姿を見せず、インタビューに応じることもほとんどない。有名人であることに興味がないのに加え、歌手として受け入れてもらいたいという意志の表れであり、2011年には次のように説明したことがある。
「そのほとんどは他人のすることだ。メディアは話を大げさにするのが好きで、取り上げられると実際よりも大きな存在にされてしまう。この名声というものは、なるべく早く消えたほうがいい。有名になる必要がない人たちもいるんだ」とプリンスは語っている。
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