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「面接お願いします!」と履歴書を持った好青年。だが、なぜか店長が困惑している理由とは【短編小説】

面接お願いしますと履歴書を持った好青年だがなぜか店長が困惑している理由とは短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

面接に来た青年

私が働くカフェに、一人の青年がやってきました。

整った顔立ちに、清潔感のあるスーツ姿。

入り口で深々と一礼し、ハキハキとした声で「求人を拝見しました。面接をお願いします!」と言う彼は、誰が見ても非の打ち所がない「好青年」でした。

私は「素敵な人が来てくれた」と嬉しくなり、すぐに奥にいる店長を呼びに行きました。

ところが、彼の姿を見た瞬間、店長の顔がサッと青ざめたのです。

青年の正体

店長は、青年が差し出した履歴書を受け取ろうともせず、困り果てた様子でこう言いました。

「あの……君、うちの店に何か用かな?」 青年は満面の笑みで答えます。

「はい! 以前からこちらで働きたいと切望しておりました! 初めて伺いましたが、本当に素敵な雰囲気ですね」

彼のその言葉を聞いた瞬間、店内の空気が凍りつきました。

実はこの青年、わずか二週間前にもこの店に応募していました。

しかし、面接当日に連絡もなしに欠席、いわゆる「ばっくれ」をした張本人だったのです。

店長が何度も電話をしても無視。

それなのに今日、彼は「初めまして」という顔をして、何食わぬ顔でまた応募してきたのでした。

青年はさらに「僕は誠実さが取り柄です!」とアピールを続けます。

「君の言う『誠実さ』って、二週間前に連絡なしで面接を飛ばすことなのかな? 僕はあの日、君を三十分も待っていたんだよ」 店長の静かな、でも重みのある一言に、青年の顔は一瞬で真っ赤になりました。

「えっ、あ、それは……」と冷や汗を流して動揺する彼に、店長はトドメの一句を放ちました。

「うちは記憶力と責任感がある人を募集しているんだ。自分のしたことも覚えていない人は、お客様の大切な注文も預かれないよね。お引き取りください」

先ほどまでの自信満々な態度はどこへやら。

青年は逃げるように店を飛び出していきました。その背中を見送る店長の横顔は、とても凛々しくてスカッとしました。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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