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「50万円!?なんで…」身に覚えのないカード請求→コソコソしている弟を問い詰めた結果…【短編小説】

50万円なんで身に覚えのないカード請求→コソコソしている弟を問い詰めた結果短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

身に覚えのない請求

休日の午後、なんとなくポストを確認したときのことです。
届いていたクレジットカードの明細封筒を何気なく開けた私は、玄関先で思わず声を上げてしまいました。

「ご、50万円……!? なんで……?」

記載されていた請求額は、私の手取り給与を遥かに超える金額。
震える手で詳細を確認すると、そこには見知らぬゲームアプリへの課金履歴がびっしりと並んでいました。 もちろん、私には全く身に覚えがありません。
最初は「詐欺被害か?」とパニックになりましたが、ふとある人物の顔が頭をよぎりました。

それは、実家で一緒に暮らす大学生の弟です。
そういえば最近、弟の様子がおかしかったのです。
夜中まで部屋から画面をタップする音が聞こえたり、リビングで私が近づくと慌ててスマホ画面を伏せたり……。
「まさか」という嫌な予感が確信に変わり、私は明細を握りしめて弟の部屋へ向かいました。

「ねえ、ちょっと話があるんだけど」 私が部屋に入ると、弟はビクッとして布団にスマホを隠しました。
その挙動不審な態度が何よりの証拠です。
「私のカード、勝手に使ったよね? この50万円、何に使ったの」 単刀直入に問い詰めると、弟はみるみる顔面蒼白に。
しばらく沈黙が続いた後、彼は絞り出すような声で言いました。

白状した弟

「……ごめん。どうしても、あのキャラが欲しくて」

理由は、スマホゲームの「ガチャ」でした。
最初は数千円だけのつもりだったのが、目当てのキャラクターがどうしても出ず、熱くなって次々と課金してしまったとのこと。
以前、私がリビングに財布を置きっぱなしにしていた隙に、カード情報を盗み見て控えていたのです。

「50万なんて、どうやって返すつもりなのよ!」 私の怒声を聞きつけて両親も飛んできましたが、事の顛末を聞いて全員が呆然。
結局、弟はスマホを解約され、大学に通いながらアルバイトを掛け持ちして、私に毎月少しずつ返済することになりました。

「家族だから大丈夫」と信用しすぎてはいけない、と痛感した出来事です。
カードの管理は、家の中であっても厳重にしなければなりませんね。
弟が全額を完済するまで、我が家にはまだ少し気まずい空気が流れそうです。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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