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「ウチの子を劇の主役にして!」と騒ぎ出すママ友。当日、子供が舞台上で放ったアドリブに絶句【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
園を困らせるママ友
幼稚園の一大イベントである発表会。私の息子が通う園では、子供たちが協力して定番の昔話を演じることになっていました。しかし、配役が決まった直後、平和な園に嵐が吹き荒れました。
「おかしいわよ! ウチの子を劇の主役にして!」
そう騒ぎ立てたのは、ある一人のママ友です。彼女は連日職員室に押し掛け、「主役に変更しないなら園の評価を下げる」とまで言ったとか。
理不尽な要求に疲弊しきった先生たちは、苦肉の策として、元々の台本にはない『伝説の勇者』という謎の役を急遽作り、彼女の息子に割り振ることで事態を収めました。
当日、ママ友は「やっぱり言ったもん勝ちよね。才能があるから当然よ」と鼻高々。派手なマントを着た息子を、最前列でビデオ撮影する気満々です。
私はその横暴さに呆れつつも、静かに舞台を見守っていました。
物語がクライマックスを迎え、いよいよ無理やりねじ込まれた『伝説の勇者』の登場シーンです。本来ならここで悪者を倒す見せ場なのですが、スポットライトを浴びたその子は、緊張でガチガチに震えていました。
そして、静まり返る会場で彼が口を開いた瞬間、事件は起きました。
舞台上の息子が放った衝撃の一言
放たれたのは勇ましい名乗りではなく、涙声の絶叫だったのです。
「ママ! 僕、ちゃんとママの言う通り真ん中に立ったよ! だからもうお家で『担任のバカ』って怒鳴り散らさないでぇぇ!!」
会場は一瞬にして凍りつきました。
子供の純粋すぎるアドリブによって、家で先生に対してどんな暴言を吐き、子供にどれだけのプレッシャーを与えていたかが、数百人の観客の前で完全に露呈したのです。
「ヒッ……」と息を呑む音が聞こえたかと思うと、ママ友は茹でダコのように真っ赤な顔になり、撮影機材を抱えて逃げるように出て行きました。
舞台上の子供は、役目を果たした安堵からか、その場でわんわんと号泣。会場からは、同情とも苦笑ともつかない微妙な拍手がパラパラと沸き起こりました。
無理を通せば道理が引っ込むと言いますが、子供は親の鏡です。その鏡に映った自分の醜い姿に、耐えられなかったのでしょう。スカッとした反面、大人のエゴに振り回されたあの子が、これからはのびのびと過ごせることを願わずにはいられませんでした。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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