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義母「そんな育て方はダメよ」→10年後、成功した息子を前に放った、義母の一言に耳を疑った【短編小説】

義母そんな育て方はダメよ→10年後成功した息子を前に放った義母の一言に耳を疑った短編小説

繰り返される義母からのダメ出し

結婚当初から、義母の過干渉には本当に悩まされてきました。特に息子が生まれてからは、その口出しがエスカレートするばかり。

あれは息子がまだ小学生だった、10年前のことです。当時の息子は、勉強よりも工作や絵を描くことに夢中な子供でした。

部屋中に段ボールや画用紙を広げて、独自の「作品」を作るのが大好きだったのです。私はそんな息子の集中力を素晴らしいと思い、気の済むまでやらせていました。

しかし、義母はそれが気に入りません。

「男の子なんだから、もっと外で遊ばせるか、ドリルでもやらせなさい」と、顔を合わせるたびに叱責されました。

ある日、息子が得意げに見せた模型を、義母は鼻で笑い、「こんなガラクタばかり作らせて。そんな育て方はダメよ。将来、社会で通用しなくなるわ」と吐き捨てたのです。

あの時の悔しさと、悲しそうな息子の顔は、今でも忘れられません。それでも私は、「好き」という気持ちを大切に育てようと心に決め、義母の言葉を聞き流し続けました。

義母の衝撃発言

それから10年。息子は大学生になり、その「工作好き」が高じて、ある大きなデザインコンテストで最優秀賞を受賞しました。彼の作品が評価され、若手クリエイターとして取材を受けるまでになったのです。

先日、受賞の報告を兼ねて義実家を訪れました。トロフィーと賞状を前に、息子が誇らしげに概要を説明していると、義母が目を細めて言いました。

「やっぱり、この子は昔から才能があったのよ。私には分かっていたわ」

そこまでは、まあ良いでしょう。しかし、続く一言に私は耳を疑いました。

「私が『この子の好きなようにやらせてあげなさい』って言ったおかげね。あそこで無理に勉強させていたら、今のこの成功はなかったわよ。私に感謝しなさいね」

一瞬、時が止まりました。え? あの時「ガラクタ」と言い、「育て方がダメ」と私を罵倒したのは誰でしたっけ?

まるで自分が一番の理解者だったかのような口ぶりに、怒りを通り越して呆然としてしまいました。

隣を見ると、息子も苦笑いしながら、小さく肩をすくめています。どうやら息子も昔のことをしっかり覚えていたようです。

過去を都合よく「編集」できる義母のメンタルの強さには驚かされましたが、結果的に息子がのびのびと育ってくれたことが何よりの救いです。

義母の言葉は、今後はますます「話半分」で聞こうと固く誓った一日でした。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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