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【2025年最新】グアムの今ってどう?何度も渡航している筆者が現地の状況を解説!

日本から3時間半で行ける、アメリカンリゾートのグアム。日本人から人気の高いグアムですが、コロナ禍以降、グアムの現状がどうなっているか気になっている方も多いのはないでしょうか。

 

そこでこの記事では、「グアムの今ってどうなっているの…?」と疑問をもっている方に向けて、実際に2022年10月から仕事などで何度もグアムへ渡航している筆者が、グアムの現状をお伝えします。

 

グアムには行きたいものの、現地の様子に不安をもっている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!

グアム観光特集

 

旅行会社のおすすめの選び方

※2025年9月24日に記事を更新しております。最新の情報は公式HP等からご確認ください。

1.徐々に日本人が増えてきている

グアムのホテルロード

グアムは、コロナ禍で一気に観光客数を落としてしまい、大打撃を受けてしまいました。

 

コロナ禍後も、日本人の給料が上がりにくい実態に加え、円安・物価高の壁が立ちはだかり、昔ほど日本人観光客が気軽に旅行できる場所ではなくなってしまいました。

 

一方で、ここ最近で、グアムを訪れる日本人観光客が少しずつ戻ってきているという印象です。

 

実際、2024年の日本人来島者数は約20.8万人となり、2023年の約13.6万人から着実に増えている状況です。2024年については、コロナ禍前2019年の約68.4万人(同年比約30.4%)と比べるとまだまだ回復はできていませんが、一方で徐々に日本人観光客が戻ってきている様子が見えてきています。

 

実際、2022年10月のコロナ禍から仕事などで何度もグアムに訪れている筆者ですが、特に2024年以降、家族やカップル、女子旅で訪れる日本人観光客の方を多く見かけるようになりました。

 

この回復には、グアムならではの魅力が大きく関わっているのでしょう。日本から約3時間半という手軽さで、美しい海と温暖な気候を満喫できる環境は、やはり多くの日本人にとっても気軽で特別な場所です。

 

時差もわずか1時間なので、短い休暇でもゆっくりとリゾート気分を味わえるのがグアムの魅力です。

2.羽田深夜便や関西空港発のLCCなど、航空路線が徐々に増えている

グアム国際空港を離陸する飛行機

コロナ禍で一時期便数が大幅に減っていましたが、現在は着実に路線が復活・新設されています。

 

まず特徴的なのは、2024年5月にユナイテッド航空が羽田~グアム線を開設したことです。羽田を深夜23時55分に出発し、グアムに翌朝4時45分に到着する深夜便です。

 

仕事終わりの夜に出発でき、到着日の朝からゴルフや観光を楽しめるのが魅力的です。また、多くのリゾートホテルでもアーリーチェックインプランを用意しており、朝から客室を利用できるようになっています。

 

また、2025年7月18日から、韓国のLCC「ティーウェイ航空」が関西~グアム線を運航再開したこともうれしい点です。2020年から運休していた同路線が5年ぶりに復活し、関西発午前10時40分、グアム着午後15時20分という、到着後も現地時間を取りやすいスケジュールとなっています。

 

ティーウェイ航空では毎月「月間グアム旅」というプロモーションを実施しており、スマート運賃から20%オフになる割引コードを発行するなど、お得な料金でグアム旅行を楽しめます。

 

LCCの参入、ユナイテッド航空の運航により、航空運賃もより手頃になってきました。

 

2025年9月現在で、成田~グアムではユナイテッド航空が往復3.69万円~、関西~グアムでは往復約3.7万円~航空券を販売しており、国内旅行の感覚でグアムに行くことができます。

 

現在、成田からはユナイテッド航空とJALが、関西からはユナイテッド航空とティーウェイ航空が、中部からはユナイテッド航空が運航しており、コロナ禍と比べても日本からのアクセスが改善されています。

 

航空路線の充実により、ますますグアムが、より多くの日本人にとって行きやすい旅行先になっているのを感じます。

<グアムへの直行便一覧(2025年9月24日時点)>

空港 往路 復路
成田 JAL
(JL 941)9:55~14:40
ユナイテッド航空
(UA 827)11:00~15:50
(UA 197)17:00~21:50
※すべて毎日運航
JAL
(JL 942)16:40~19:25
ユナイテッド航空
(UA 196)12:30~15:25
(UA 864)13:00~15:55
(UA 873)17:00~19:55
※すべて毎日運航
羽田 ユナイテッド航空
(UA 848)23:35~翌4:25
※毎日運航
ユナイテッド航空
(UA 849)19:05~22:00
※毎日運航
関西 ティーウェイ航空
(TW 509)10:40~15:20
ユナイテッド航空
(UA 150)11:05~15:55
※すべて毎日運航
ティーウェイ航空
(TW 510)16:20~19:10
ユナイテッド航空
(UA 151)7:20~10:10
※すべて毎日運航
中部 ユナイテッド航空
(UA 136)11:30~16:10
※週4~5本の就航
ユナイテッド航空
(UA 137)7:30~10:15
※週4~5本の就航

※閲覧時点で時間等変更されている可能性がありますので、最新の情報は公式HP等からご確認ください

 

3.韓国人やアメリカ本土(主に軍人)からの渡航者がグアムを支えている

タモンビーチ

 

現在のグアムの観光業を支えているのは、実は日本人以外の観光客が中心となっています。特に目立つのが、韓国人観光客とアメリカ本土からの渡航者です。

 

2024年の韓国人入国者は約37.4万人(2019年比で約49.6%)なり、日本人の約20.8万人と比べて約1.8倍の多さです。ホテルやショッピングモールでもハングル表記が目立つようになり、グアムの街を歩いていると韓国語が聞こえてくることも多くなりました。

 

韓国からの、直行便が充実していることも大きな要因です。大韓航空やティーウェイ航空、ジンエアー、チェジュ航空など複数の航空会社が毎日運航しており、日本からの便数を大きく上回っています。

 

韓国の経済成長により、韓国人の購買力が向上している点も、グアムの観光業にとって重要な支えとなっています。

 

また、アメリカ本土/ハワイからの入国者も2024年で約8万5千人と、2019年比で約93.5%まで回復しており、これはほかの国々と比べても高い回復率です。

 

特にアメリカ軍関係者とその家族の利用が多く、グアムのアメリカ領としての軍事的な価値が、結果的に観光業の安定に貢献しています。

 

このように、現在のグアムはかつての日本人観光客に多くを頼っていた過去とは異なり、多様な国からの観光客によって支えられている状況です。

 

ただし、これは決して悪いことではありません。実際、かつて日本人が多かった時代には、日本人に合わせすぎた結果、アメリカらしさを失っていたという現地の声もありました。

 

今は、日本に限らず多様な国の観光客や本土の方が訪れていることにより、アメリカらしいグアムを楽しめるようになっており、日本人にとっても魅力的な南国リゾートとなっています。

グアム観光特集

 

旅行会社のおすすめの選び方

4.新しい店のオープンや、ホテルのオープン・リブランドなどが進んでいる

DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI

▲2024年4月にオープンしたドン・キホーテ「VILLAGE OF DONKI」

 

グアムは、コロナ禍で多くの店舗が営業を停止したり、規模を縮小したりしていましたが、現在は新しい店舗のオープンが相次いでいます。

 

特に注目したいのは、2024年4月にオープンした大型ショッピングモール「VILLAGE OF DONKI(ヴィレッジ・オブ・ドンキ)」です。

 

日本でおなじみのドン・キホーテの海外版「DON DON DONKI」をメインに、21のテナントが入るフードホールも併設されています。   このVILLAGE OF DONKIは、開業から1年が経過した今でも多くの日本人観光客が利用しており、グアムの新たな人気スポットとして定着しています。

VILLAGE OF DONKIのフードホール

▲VILLAGE OF DONKIのフードホール

お土産から日用品、食事まで全てが一箇所で完結する便利さで人気を集めています。また、フードホールには「CoCo壱番屋」や「築地銀だこ」「丸亀製麺」といった日本でもおなじみのチェーン店から、地元で人気の「Poke」まで幅広い飲食店が揃っている人気ショッピング施設です。

 

さらに、コロナ禍以降、下記のようにホテルのオープンやリニューアル、リブランドも進んでいます。

星野リゾート レゾナーレグアム 外観

▲2023年4月にオープンした星野リゾート レゾナーレグアム

ホテルもコロナ禍前と変わっており、以前にグアムに旅行していた方は、現在との変わり様に驚くのではないでしょうか。

 

このような新しい施設のオープンや、ホテルのオープンなどにより、グアムの観光地としての魅力がさらに向上しており、日本人観光客にとってもより訪れやすい環境が整ってきています。

 

コロナ禍を経て、グアムは新たな観光インフラの充実を図りながら、観光客の受け入れ態勢が整っています。コロナ禍以前グアムに旅行してから足が遠のいている方も、ぜひ新しいグアムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

なお、グアムのドンキについては実際に取材しており、実際に聞いてわかった魅力や人気商品などを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

 

参考:【取材レポ】グアムのドン・キホーテ「VILLAGE OF DONKI(ヴィレッジ・オブ・ドンキ)」はどんなところ?魅力や人気商品など紹介!

5.無料で観光ビザを取得できるようになった

グアム国際空港

グアム旅行がもっと手軽になった理由として、入国の手続きが非常に簡単になったことも挙げられます。以前は色々と面倒だった手続きも、今ではずっと楽になっています。

 

これまでは紙の書類「I-736」を書く必要がありましたが、今はスマホやパソコンから簡単に申請できるようになりました。

 

2024年11月30日から、新しく「Guam-CNMI ETA」という無料の申請システムがスタートしました。以前と変わらずESTAでも入国できます、「Guam-CNMI ETA」でも入国可能です。

 

また、何よりうれしいのが、「Guam-CNMI ETA」の申請料が無料な点です。ESTAの場合、1人21ドル(約3,100円)かかりますが、Guam-CNMI ETAは0円です。

 

アメリカ本土やハワイなどに行く場合は、このESTAの申請費用が必須ですが、グアムではGuam-CNMI ETAも利用できるため、観光ビザにお金をかける必要はありません。

 

申請方法も非常にシンプルで、旅行を予約したあと、飛行機に乗る7日前までにネットで申請するだけです。一度取得すれば最大2年間使えるので、しばらくは再申請の心配もいりません。45日間まで滞在できるので、のんびり長期滞在も可能です。

 

また、2025年2月からは税関の申告書もデジタル化されて、「EDF」という電子フォームになりました。グアムに着く72時間前から申請できるので、飛行機の中で書類を書く手間も省けるようになっています。

 

こうした入国手続きの改善が大きく進み、グアム旅行がより身近で気軽なものになったことで、多くの日本人旅行者にとって行きやすい場所になっています。

入国に必要なもの 詳細
パスポート 入国時45日以上の残存期間が望ましい
ビザ・電子渡航認証
※1~3のうち、いずれか1つ必須
1.グアムー北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム「Guam-CNMI ETA」 ・観光、短期商用、通過目的で利用可
・最長 90日間まで滞在可
・2年間有効(パスポートの有効期限日で無効)
・申請費無料(申請はこちらから)
・渡米日の72時間前までの申請推奨
2.電子渡航認証システム「ESTA」 ・観光、短期商用、通過目的で利用可
・最長45日間まで滞在可
・2年間有効(パスポートの有効期限日で無効)
・申請費1人21ドル(申請はこちらから)
・航空機搭乗の7日前までの申請推奨
3.米国ビザ グアムへ90日以上滞在する、上記と渡航目的が異なる場合などは、米国ビザ必須
税関申告書(EDF) ・電子版のみ、紙はなし
・72時間前から申請可能
・EDFの申請はこちらから
渡航同意書(英文) ・18歳未満の方が、単独または片方の親同伴で渡航する場合のみ
・渡航同意書フォーム&記入例はこちら

※2025年9月25日時点の情報です。閲覧時点で必要書類等が変更されている可能性があるほか、上記記載以外にも諸条件がありますので、必ずグアム政府観光局のページもチェックしてください。

まとめ:コロナ禍から回復して活気を戻しつつあるグアム

グアムはコロナ禍から着実に回復しており、2024年には日本人来島者数が約20.8万人となっています。羽田深夜便の開設や関西発LCCの運航再開によりアクセスが向上し、無料のGuam-CNMI ETAシステム導入で入国手続きも簡素化されました。

 

韓国人観光客を中心とした多様な観光客に支えられることで、アメリカらしい魅力を取り戻しつつ、日本人にとってもより行きやすいリゾート地として生まれ変わっています。ぜひ、今のグアムを楽しんでみてください!

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プロフィール写真(小川 遼)
執筆者

小川 遼

GLAMのトラベルライター。趣味は国内・海外旅行で、時には仕事をしながら旅行することも。国内・海外を問わず多くの旅先を訪れており、豊富な旅行経験をもつ。特にグアムには何度も渡航経験があり、現地のイベントやホテルなどを取材。グアムの魅力を細部まで知り尽くしている。現地での豊富な体験や取材を基に、旅行者に役立つグアムの魅力をお届けします。写真は、2024年にグアムのランニングイベント「ココロードレース2024」に参加した時のものです。

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https://www.glam.jp/authors/ryo_ogawa/

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