GLAM Editorial

2015.07.12(Sun)

マドンナのデモ音源を流出させたハッカーに実刑判決!

マドンナ

 人気歌手のマドンナ(Madonna)のデモ音源を流出させたハッカーの男性に実刑判決が下った。

 アディ・レダーマン(Adi Lederman)被告は2014年12月、マドンナの13曲分のデモ音源を違法にインターネット上で公開した。レダーマンはマドンナの関係者らのメールやクラウドのアカウントにハッキングしてデモ音源を流出させた。

 イスラエルのThe Jerusalem Post紙によると、テルアビブ治安判事裁判所は9日、司法取引でマドンナに対するサイバー犯罪の有罪を認めたレダーマンに対し、禁錮14ヶ月の判決を言い渡した。また1万5,000シケル(約48万円)の罰金も命じている。

 サイバー犯罪に加え、レダーマンは2012年、日本語で「スター誕生」という意味で、オーディション番組「アメリカン・アイドル」のイスラエル版とも言える「Kochav Nolad」に出場したことでも知られる。

 レダーマンは1月末、当局のエージェントによって逮捕された。イスラエルのTV局「Channel 2」は、同国のサイバー犯罪対策班「ラハブ433」が民間調査会社とタッグを組み、1ヶ月に及ぶ捜査の末に犯人を逮捕したと報じていた。ラハブ433はイスラエル警察の傘下で、米連邦捜査局(FBI)にあたる。当局はレダーマンの自宅からコンピュータを押収し、ネット上に流出させる目的で複数のアーティストから未公開音源を盗んでいたことを突き止めた。

 楽曲が流出したことを受け、マドンナは12月にニューアルバム『レベル・ハート』から6曲を先行リリースした。当初予定していたよりも数ヶ月前倒しでリリースされたが、約40ヶ国でiTunesチャートのトップに上り詰めた。

 マドンナは当時、楽曲が盗まれたことを嘆き、Instagramでこのことを「芸術に対するレイプ」「テロの一種」として非難した。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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