GLAM Editorial

【女の履歴書】Vol.10 アーティスト・伊藤千晃「仕事も子育ても楽しくやりたい。笑顔があるところにいいものが生まれると信じて」

伊藤千晃・アーティスト

1987年生まれ。2018年9月にソロアーティストとして音楽活動を再開。コスメブランドのプロデュースやアパレルのコラボ商品開発などで幅広く活躍中。ジュニア野菜ソムリエの資格も取得し、美容やファッションに関する豊富な知識で同世代の女性からの支持も高い。2019年11月6日には1stアルバム「Be」をリリース。さらに11月20日よりライフスタイルブランド「KIKI AND DAYS(キキ アンド デイズ)」をスタート。

「自分の思いを形にしたい」
ブランド立ち上げは音楽を作る感覚と似ていた

Q. 伊藤さんの人生を振り返って、一番最初にファッションやコスメなどに興味を持ったのはいつ頃でしたか?

3姉妹の一番下の女家系で育ちました。一番上の姉は6つ離れたかっこいい系のモテ女、二番目の姉は2つ違いの真面目で控えめな女性という、まったく個性が違うタイプでした。私は、一番上の姉に好みも似ていて、強い憧れを持っていましたね。最初にメイクに興味を持ったのも、一番上の姉がメイクを始めた頃でした。「なんだろう、このパレットは?」って思ったのを覚えています。メイクやピンクのもの、お人形の着せ替えなど、可愛いものに興味を持ち始めたのは小学校に入った頃です。すごく背伸びしていて、大人に見られたい、というか、一番上の姉になりたいと思っていました(笑)。大きくなったら雰囲気は似ていると言われることも増えましたが、スーパーモテ女だったことも姉への憧れ、羨ましい要素のひとつだったと思います。

Q. お姉さんから学んだモテテクはありますか?

ぶりっ子をしないこと。相手が女性でも男性でもはっきりと意見を言う人でした。外見だけでなく中身もかっこいい、媚びない感じがすごく好きでした。長女として妹の面倒もしっかり見るし、愛情深い。決して甘えることをしないタイプでしたね。そんな姉に憧れ、背伸びしたファッションをしていたので、当時の自分には正直にあってはいなかった。今見ても恥ずかしい写真はいっぱいあります(笑)。

Q. 小さい頃からおしゃれに興味津々の伊藤さんが、自分の色を出し始めたのはいつ頃ですか?

思春期の頃はいわゆる「流行りモノ」が好きでした。自分に何が似合うのかではなく、流行っているからこれを着よう、それがイケてるファッションと思っていたんです。東京に出て来たときの格好は、当時のスタッフさんに未だにいじられます。当時すごく人気のあったブランドのデニムを履いて、トレーナーをあわせて、ニットを被る。いわゆるストリートファッションだったのですが、東京の人から見たら、ぜんぜんイケてなかった。早い段階で心が折れておしゃれのギャップを感じたことは、いい成長につながったと思います(笑)。


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