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「進んでるんですけど」スマホに没頭して列を塞ぐコンビニ客。いざ会計のタイミングで放った信じられない言葉

「進んでるんですけど」スマホに没頭して列を塞ぐコンビニ客。いざ会計のタイミングで放った信じられない言葉
一日の業務を終え、重い足取りでいつものコンビニへと吸い込まれた。
疲労回復のために甘いスイーツをカゴに入れ、レジへと向かう。しかし、そこには予想外の行列が形成されていた。
(あぁ、早くベッドにダイブしたいのに)
内心で愚痴をこぼしつつ、静かに最後尾へつく。だが、私の目の前に立つ人物の様子がどうにも不自然だった。
視線は画面に釘付け。一向に進まない前の人
その客は、手にしたスマートフォンに完全に意識を持っていかれていた。
ゲームのプレイ中なのか、はたまたSNSのチェックか、親指だけが異常なスピードで踊っている。
先頭の会計が終わり、前のスペースが大きく空いているというのに、微塵も気づく素振りがない。
(あの、列が進んでるんですけど……)
声をかけようとしたが、不要なトラブルを避けるために言葉を飲み込んだ。さすがにそろそろ気づくだろうと高を括っていたのだ。
しかし、状況は変わらない。私の背後にも次々と客が並び始め、列全体に苛立ちの空気が充満していく。
「お次でお待ちのお客様、こちらのレジへどうぞ!」
見かねた店員さんが大きな声をあげた。その声にビクッと反応し、前の客は逃げるようにレジ前へ移動した。
(やっと私の番が近づいた)
そうホッとしたのも束の間、私の目は信じられない光景を捉えることになる。
突然のキャンセル。周囲を置き去りにした非常識な行動
店員さんが手際よくバーコードを読み取り、支払いの案内をした。
「お会計、〇〇円でございます」
当然、財布やスマホ決済の準備をするものだと思っていた。しかし、その客の口から飛び出したのは、予想だにしない言葉だった。
「あ、やっぱり買うのやめます」
「……はい?」
店員さんの動きがピタリと止まる。私の頭の中にも「え?今更?」という疑問符が大量に浮かんだ。
その客は申し訳なさそうな態度を一切見せず、レジ台に商品を放置したまま、きびすを返したのだ。
「あっ、お客様……!」
呼び止める店員さんの声も無視し、そそくさと自動ドアを抜けていく。これだけの人を待たせておいて、キャンセルの謝罪すらなしとは。
「大変お待たせいたしました。次のお客様どうぞ」
気丈に振る舞う店員さんに促され、私の会計自体はあっけなく終わった。急を要する用事があったわけではない。
それでも、帰り道の夜道を歩きながら、私の中に芽生えた不快感は消えてくれなかった。
(あれは一体何がしたかったんだろう……)
やり場のない理不尽な感情。せっかく買った大好物のスイーツを眺めても、心にこびりついたモヤモヤは晴れないままだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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