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「なんで謝りに行かなかったんだ!」取引先からクレームの電話。部下の呆れた主張に頭を抱えた【短編小説】
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「なんで謝りに行かなかったんだ!」取引先からクレームの電話。部下の呆れた主張に頭を抱えた【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
指示待ち部下
私には、対応に苦慮する部下がいます。彼は1から10まで手順を説明しないと、全く動けないのです。
ある日、取引先への提出書類で記載漏れが発覚しました。業務に支障はないミスでしたが、誠意を見せるため、私は部下に直接謝罪へ向かうよう命じます。
「菓子折りを買い、午後一番に訪問しなさい。受付で担当者を呼んでもらって、お詫びの言葉とともに品物を渡してくるのよ」
マナーから言葉選びまで、手取り足取り指示を出して送り出しました。これで無事に収束するはずだと思っていたのです。
想定外の部下の言い分
ところが取引先の担当者から信じられない電話がかかってきました。
「謝罪に来るはずなのになんで来ないんだ!」
電話口の怒鳴り声に、私は血の気が引きました。平謝りして電話を切った後、すぐさま部下を問い詰めます。
「なんで謝りに行かなかったんだ!」
「行きましたよ」
彼は悪びれる様子もなく平然と答えます。
「じゃあ、なんで先方は怒っているのよ!」
「受付で呼び出してもらったんですが、会議中で不在でした。だから、そのまま帰社しました」
私は耳を疑いました。
「不在なら、終わるまで待つか、別の方に品物を預けるとか、再度出直すとか、色々と対応方法はあったでしょう?」
呆れ果てて指摘すると、部下はきょとんとした顔で言い放ちます。
「え? でも、不在だった場合の対応なんて指示されていませんでしたよね」
考えればわかるはずのことですが、彼にとっては、指示された「呼んでもらって渡す」行動以外は、全く想定外だったのです。
悪気のない表情を前に、私は深いため息をつき、ただ頭を抱えるしかありませんでした。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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