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「頼りになるなぁ」と思っていた勤続20年のベテラン上司。だが、書類の間違いを指摘すると信じられない態度に…
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勤続20年のベテラン
社会人になって数年、仕事にも慣れてきた頃の出来事。
私の職場には、勤続20年という大ベテランの上司がいます。
知識も豊富で、最初は「頼りになるなぁ」と思っていた存在。
しかし、ある午後の「事件」をきっかけに、その評価は一変することに。
きっかけは、上司が作成した重要書類の最終チェックを任されたとき。
ざっと目を通していると、違和感が。「あれ?」と思い電卓を叩いてみると、明らかに計算が合いません。
単純な入力ミスですが、そのまま取引先に出せば信用問題に関わるレベル。
私は周囲に聞こえないよう、あくまで丁寧に声をかけました。
「あの、すみません。ここの数字なんですが、集計表と合っていないようで……。もしかして、先月のデータでしょうか?」
上司は「え?」と眉をひそめ、手元の資料を覗き込む。
一瞬止まる動き。明らかに「やってしまった」という顔。
「ああ……。なんだ、これか」
普通ならここで「ごめん、ありがとう」で終わる話。
しかし、返ってきたのは予想の斜め上を行く言葉でした。
論点のすり替え
「っていうかさ、君、この指摘の仕方、どうなの?」
「え……?」
耳を疑う私。
上司はなぜか不機嫌そうに、私のデスクを指差しました。
「数字がどうこう言う前にさ、君のデスク、ちょっと書類が散らかってない?自分の管理もできてないのに、人の細かいミスをつつくのはどうかと思うよ。そういう姿勢が仕事の雑さに出るんだよ」
まさかの論点すり替え。
今のミスと、私のデスクの整頓具合。
何一つ関係がありません。
自分の非を認めたくないあまり、無理やり粗探しをしてマウントを取ろうとする姿勢。
これが勤続20年のプライドなのでしょうか。
一瞬イラッとしましたが、ここで感情的になったら負け。
私はニッコリと笑顔を作り、冷静に切り返しました。
「ご指摘ありがとうございます。では、すぐにデスクの片付けを始めますね。この書類の修正は後回しになりますが、取引先への提出に遅れても大丈夫でしょうか?」
その瞬間、上司の顔が引きつりました。
自分のミスを修正せずに放置されることの恐怖、そしてそれが「自分の指示」によるものになる矛盾。
「……いや、それは困る」
「ですよね。では、先にこちらの数字を直させていただきます。
片付けは『その後』でよろしいですか?」
「……ああ、うん。頼むわ」
バツが悪そうに視線を逸らす上司。
それ以上、文句を言ってくることはありませんでした。
自分のミスを棚に上げ、理不尽な攻撃をしてきた上司を、正論と笑顔で黙らせた瞬間。
「勤続年数と人間性は比例しないんだな」と学びつつ、心の中で小さくガッツポーズを決めた午後の出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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