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「さっきも教えたよね?なんでわからないの?」面接の時は優しかった先輩の本性。だが、覆面調査で化けの皮が剥がされた瞬間

優しかったのは面接だけ?豹変した教育担当に絶望した日々
30代になり、心機一転。
私は新しくオープンする飲食店のオープニングスタッフとして働き始めることになりました。
同期もたくさんいて、最初は「これからみんなで頑張ろう!」と胸を膨らませていたのを覚えています。
面接のときに対応してくれたのは、本社から派遣されたという店舗代表のスタッフでした。
その時はとても穏やかな口調で、こちらの話を親身に聞いてくれる優しい印象だったのですが……。
いざ研修が始まると、その印象は180度覆されることになったのです。
まるで別人…フロアに響く罵声
開店準備が始まると、その担当者の態度は一変しました。
「さっきも教えたよね? なんでわからないの?」
「今これしなきゃいけないよね? 何してるの?」
常にイライラした様子で、スタッフを追い詰めるような言葉を次々と投げかけてきます。
ミスを恐れて萎縮すればするほど、さらに語気が強まる悪循環。
指導というよりは、もはやパワハラに近い威圧的な態度でした。
私は毎日、出勤前にどんよりとした気持ちになり、「せっかく採用されたけれど、こんな環境では長く続けられないかも……」と、退職の文字が頭をよぎるようになっていました。
他のスタッフたちも顔色を伺いながら仕事をしており、店内には常にピリピリとした重苦しい空気が流れていました。
突然現れた「意外な客」
そんなある日、お店に一人の年配の男性が来店されました。
お昼時を過ぎた落ち着いた時間帯で、その方は一般のお客様と同じように席に座り、私たちの働きぶりをじっと観察しているようでした。
相変わらず店舗代表の担当者は、私たちの些細なミスを見つけては、フロアに響くような声で厳しく叱り飛ばしていました。
「そんな効率の悪い動きをしていたら、お客様に迷惑でしょう!」
そんな怒鳴り声が店内に響いたその時です。先ほどのお客様がスッと立ち上がり、担当者の元へ歩み寄りました。
「君、その指導方法は適切だと思っているのかね?」
重みのある声に、担当者が「えっ、何ですかお客様……」と振り返ると、その瞬間に担当者の顔から血の気が引いていくのが分かりました。
実はそのお客様、本社のトップ(重役)の方だったのです。
正体を隠し、現場の状況を直接確認するために「覆面調査」のような形で来店されていたのでした。
「教える側がそんな態度では、スタッフが育つはずがない。君が一番、店の雰囲気を壊しているよ」
自分たちが言いたくても言えなかったことを、本社のトップが目の前ですべて代弁してくれました。
あれほど威張っていた担当者が、今度は自分が真っ青になって謝罪し、指導方法を一から叩き直されている姿を見て、スタッフ一同、心の底からスカッとしました。
その後、店舗の指導体制は見直され、今では風通しの良い職場で楽しく働けています。
あの時、勇気を持って現場を見てくれたトップの方には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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