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「待ち合わせ場所に、誰もいないんだけど?」と友人からの連絡。だが、返信内容を見て態度が一変【短編小説】

待ち合わせ場所に誰もいないんだけどと友人からの連絡だが返信内容を見て態度が一変短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

終わらない「待機時間」への終止符

私には、学生時代から仲の良い友人がいます。

性格も趣味も合う最高の親友……なのですが、たった一つ、どうしても許せない欠点がありました。

それは、彼女が筋金入りの「遅刻魔」だということです。

5分、10分ならまだしも、彼女の遅刻はいつも30分以上。

ひどい時には1時間以上もカフェで一人、冷めたコーヒーを飲みながら待ちぼうけを食らうこともありました。

「ごめん、寝坊した!」「準備に手間取っちゃって」という軽い謝罪を聞くたびに、私の心にはモヤモヤとした不満が積み重なっていきました。

ある週末、私たちは以前から予約していた、時間制限の厳しい人気のアフタヌーンティーへ行くことになりました。

ここでもし彼女が遅れたら、せっかくの予約がキャンセルになってしまいます。

「もう二度と、彼女の遅刻でイライラしたくない」 そう思った私は、一つの作戦を決行しました。

お店の本当の予約時間は「13時」。しかし、彼女には「12時半に待ち合わせね」と、あえて30分早い時間を伝えたのです。

届いた「怒り」のメッセージ

当日、私は本当の待ち合わせ時間である13時を目指して、ゆっくりと家を出ました。

すると12時35分、私のスマホに彼女から怒りのメッセージが届いたのです。

「待ち合わせ場所に、誰もいないんだけど?信じられない、どこにいるの?」

いつも待たせる側の彼女が、自分がいざ「待つ側」になった途端、これほどまでに強気な態度に出るとは思いませんでした。

私は電車に揺られながら、用意していた返信を送り込みました。

「実はね、今日の本当の予約は13時なの。いつも遅刻されるのが悲しいから、今日はあえて30分早い時間を伝えておいたんだよ。予約表のスクリーンショットも送るね」

数秒後、すぐに既読がつきました。

しかし、あんなに勢いのあった彼女からの返信は、ピタリと止まりました。

数分後、彼女から届いたのは先ほどとは打って変わった、しおらしい言葉でした。

「……ごめん。たった5分待っただけで、私、あんなに偉そうなこと言っちゃった。あなたはいつも、私のために何十分も、何年も待ってくれていたんだよね。本当にごめんなさい」

待ち合わせ場所に到着すると、そこには申し訳なさそうに小さくなっている彼女の姿がありました。

彼女はその日、何度も「本当にごめん」と謝ってくれました。

自分が待たされる苦痛を身をもって知った彼女は、それ以来、嘘のように時間を守るようになりました。大切な友人だからこそ、時にはこれくらい強気な「仕掛け」が必要だったのかもしれません。あの日以来、私の待ち時間はゼロになり、友情はより深まりました。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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