MENU

Share

「これ、お礼にどうぞ」高級菓子を配るママ友。だが、裏に貼られた値引きシールを剥がした結果【短編小説】

これお礼にどうぞ高級菓子を配るママ友だが裏に貼られた値引きシールを剥がした結果短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

お礼を持ってきてくれたママ友

幼稚園の送り迎えでよく顔を合わせる、あるママ友。

彼女はいつも最新のファッションに身を包み、持ち物も高級ブランドばかり。

周囲からは「教育熱心で余裕のある素敵なママ」というイメージを持たれていました。

ある日のこと、以前彼女が急用で動けなかった際に、お子さんを数時間預かったことがありました。

その日、彼女は「先日は本当にありがとう。これ、お礼にどうぞ」と、一箱のお菓子を差し出してきたのです。

「これ、都内のデパートで行列ができる有名店のお菓子なの。ぜひご家族で食べてね」 上品な微笑みとともに渡されたのは、確かに誰が見ても「高級」だとわかる華やかなパッケージの詰め合わせでした。

私は「そんなに気を使わなくていいのに」と恐縮しながらも、その心遣いに感謝して受け取りました。

帰宅後、さっそくおやつにいただこうと箱を手に取ったとき、ふと違和感を覚えました。

箱の裏側、成分表示のラベルの上に、別の白いシールが不自然に重ねて貼られていたのです。

「なんだろう、これ。剥がれそうだけど……」 軽い気持ちで、爪の先でシールの端を引っかけてゆっくりと剥がしてみました。

見たくなかった事実

すると、下から出てきたのは、あまりにも意外なものでした。

そこには、スーパーのワゴン販売などでよく見かける、赤い文字の「半額」という値引きシールが隠されていたのです。

「高級店のものでも、安く売られていることがあるのね」 その時はまだ、彼女の意外な節約家としての一面を見たような気がして、少し親近感すら抱いていました。

しかし、シールの下をよく見ようと粘着剤を指でこすった瞬間、私は自分の目を疑いました。

印字されていた賞味期限は、なんと三日も前の日付だったのです。

つまり彼女は、期限が切れて安売りされていたものを、わざわざ隠して「お礼」として私に手渡したということ。

もし知らずに子供が食べて、お腹を壊していたら……。そう思うと、背筋が凍るような思いでした。

華やかな外見とは裏腹に、他人を軽んじる彼女の本質を見た気がして、私はそっとお菓子の箱を閉じました。

それ以来、私は彼女と適度な距離を保つようにしています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

Gallery

SHARE !

この記事をシェアする

Follow us !

GLAM公式SNSをフォローする

Feature

特集記事

Ranking