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「新年会の幹事はお前な」と押し付ける上司。新年会当日、クイズ大会で上司が恥をかいたワケ【短編小説】
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本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
幹事を押し付ける課長
「おい、今年の新年会の幹事はお前な。盛り上がる企画を考えろよ。期待してるからな」
12月の慌ただしい時期、課長は私にそう告げました。
断る隙も与えず、ニヤニヤしながら去っていく背中に、私は言いようのない苛立ちを覚えました。
課長はいつも面倒な仕事を部下に押し付け、自分は手柄だけを持っていくタイプです。
今回の新年会も、自分は特等席で飲みたいだけなのは明白でした。
私は日々の業務の合間を縫って、会場の手配から備品の準備まで一人でこなしました。
しかし、ただ泣き寝入りするつもりはありません。私はある「仕掛け」を準備することにしました。
当日、会場はそこそこの盛り上がりを見せていました。
課長が上機嫌になったところで、私は目玉企画の「豪華景品争奪!○×クイズ大会」を開始しました。
「皆さん、景品がかかっています。本気で答えてくださいね!」
会場が沸き立ちます。
クイズ大会の結果
数問の一般的なクイズを終えた後、私は最後のスペシャル問題をスクリーンに映し出しました。
「最終問題。我が社が誇る◯◯課長が、SNSで密かに活動している際のアカウント名は何でしょう?A:孤高の戦士、B:月夜の迷い狼」
一瞬、会場が静まり返りました。
課長の顔からみるみる血の気が引くのが分かります。
実は以前、課長が酔っ払ってスマホを操作していた際、偶然画面が目に入ってしまったのです。
彼は匿名アカウントで、自分の世界に酔いしれた「自作のポエム」を毎日投稿していました。
「正解は……Bの『月夜の迷い狼』です!」
私がそう叫ぶと同時に、会場は割れんばかりの爆笑に包まれました。
課長は顔を真っ赤にし、思わず固まっています。
「盛り上がる企画」を期待していたのは、他ならぬ課長本人です。私は満面の笑みで「ご満足いただけましたか?」と問いかけました。
翌日から、課長が私に理不尽な命令を押し付けることはなくなりました。
少しやりすぎた気もしますが、あの時の爽快感は今でも忘れられません。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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