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「メイク変えた?ずっと見てられるよ」とセクハラが酷すぎる上司。だが、コンプライアンス研修で女性社員から晒しあげにされた結果

職場の空気を変えた「一言」の勇気
「メイク変えた?ずっと見てられるよ」と、私の職場には、聞いているこちらが恥ずかしくなるような、セクハラ発言を繰り返す上司がいました。
同じ男性の目から見ても「それは流石に度が過ぎるだろう」「人としてキツイな」と感じる内容ばかり。
周囲はいつも苦笑いをしてやり過ごしていましたが、立場が上の相手には誰も何も言えず、職場には常にどんよりとした重苦しい空気が漂っていました。
コンプライアンス研修での出来事
そんなある日のことです。
社内で「コンプライアンス研修」が行われました。
外部から招かれた講師の方が、講義の途中で何気なくこう問いかけたのです。
「実際にハラスメントを受けた、あるいは見聞きした経験がある方はいますか?」
いつもなら誰もが空気を読んで沈黙する場面です。
しかし、この日は違いました。
一人の女性社員が真っ直ぐに手を挙げ、震える声ながらもはっきりと言い放ったのです。
「上司のセクハラが本当に酷いです。もう耐えられません」
それをきっかけに、他の女性社員たちも「私もです」「あの発言は嫌でした」と次々と声を上げ始めました。
講師の表情が引き締まり、その場に同席していた管理職の方々の顔色が真っ青に変わったのを今でも覚えています。
事態を重く見た会社側は、すぐさま詳細な調査を開始。
例の上司は、管理職から逃げ場のないほどの強烈な指導を受けることになりました。
数日後、職場に戻ってきた上司は、以前の横暴さが嘘のように静まり返っていました。
あれだけ大きな顔をして不快な言葉をまき散らしていたのに、誰とも目を合わせようとせず、デスクで小さくなっている姿には、自業自得とはいえ哀れみすら感じるほどでした。
結局、その上司は職場に居場所をなくしたのか、しばらくして自ら会社を去っていきました。
彼がいなくなった後の職場は、驚くほど明るく、風通しが良くなりました。
職場の99%の人が心のどこかで抱えていた、あの言葉にできないモヤモヤが一気に晴れ渡り、心から「スカッとした」のを覚えています。
「おかしいことには、おかしいと言っていいんだ」 勇気を出して声を上げてくれた同僚たちのおかげで、当たり前の平穏を取り戻すことができた、忘れられない出来事です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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