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「私、SNSでは有名なのよ?」とマウントを取るママ友。だが、私のアカウントを見せると…【短編小説】
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本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
SNSマウントをとるママ友
幼稚園のママ友グループ。
その中の一人に、いつも「自称・有名人」として振る舞う方がいました。
彼女はランチのたびに、自分のスマートフォンの画面を皆に見せびらかします。
「私、SNSではちょっとした有名人なのよ? フォロワーも3000人いるし、最近は企業から無料で新作コスメが届くの。これ、主婦の私にとってはちょっとしたお小遣い稼ぎよね」
彼女は、ブランド物のバッグをテーブルの目立つ場所に置きながら、私のことをチラリと見て鼻で笑いました。
「あなたももう少し身なりに気を使ったら? 毎日同じような地味な服ばかりじゃ、SNSでキラキラするなんて夢のまた夢よ。教えてあげましょうか、写真映えする加工のコツを」
私はいつも、適当に相槌を打ってやり過ごしていました。
争いごとは苦手ですし、自分から話すようなことでもないと思っていたからです。
しかし、その日は違いました。彼女の言葉に周囲のママたちも少し引き気味でしたが、彼女はますます調子に乗って私に迫ってきました。
「ほら、あなたのスマホ見せてみて。アドバイスしてあげるから。どんなにひどい写真でも、私なら救えるかもしれないし」
あまりのしつこさに、私はついに観念しました。
「……本当に、見てもいいんですか?」 私はバッグからスマホを取り出し、普段は誰にも教えていない「本気のアカウント」を開いて彼女に手渡しました。
圧倒的な数字
画面を覗き込んだ瞬間、彼女の顔がみるみるうちに青ざめていきました。
そこに表示されていたのは、フォロワー数「50万人」の数字。
そして名前の横には、本物であることを示す公式の認証バッジが輝いていました。
「え……50万? なんで……これ、料理系で一番有名な……」
実は、私は趣味で始めたレシピ動画が話題となり、今では複数の料理本を出版しているインフルエンサーだったのです。
彼女が必死に自慢していた3000人という数字が、その場に虚しく響きました。
それ以来、彼女は私にマウントを取るのをピタリとやめました。
むしろ私と目が合うたびに、そそくさと席を外すようになったのは少し寂しいですが、ようやく平和な日常が戻ってきました。
SNSは自分を大きく見せるための道具ではありません。
身近な人を大切にすることのほうが、何万人のフォロワーよりずっと価値がある。そう強く感じた出来事でした。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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