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「若いのは階段使え」エレベーターで閉ボタンを連打する上司→同行していた人物の顔を見て絶句【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
昭和な考えの上司
私は、都内の中堅商社で働く20代の社員です。
私の職場には、いわゆる「昭和の根性論」を周囲に押しつける困った上司がいます。
特に若手に対しては厳しく、「若いうちは苦労を買ってでもしろ」が口癖。
エレベーターを使うことさえ「甘えだ」と苦言を呈するような人でした。
ある日の午後、私は大きなプロジェクトの鍵を握る重要なお客様を1階のロビーでお迎えしました。
その方は非常に謙虚で、服装も控えめだったため、一見すると普通のご年配の方に見えます。
私は緊張しながらも、丁寧に応接室へご案内しようとエレベーターホールへ向かいました。
ちょうど一台のエレベーターが到着し、扉が開きました。
中にはあの上司が一人で乗っていました。
私が「失礼します」と一歩踏み出そうとしたその時です。上司は私の顔を見るなり、露骨に顔をしかめました。
「おい、若いのは階段を使え!たった5階分だろう。横着するな。足腰を鍛えるのも仕事のうちだぞ!」
そう言い放つと、上司は私の隣にお客様がいることにも気づかず、信じられないことに「閉」ボタンを連打し始めたのです。
上司の顔色が一変
何度も、何度も。扉が閉まる直前、隣にいたお客様が、落ち着いた、しかし重みのある声でこうおっしゃいました。
「……なるほど。こちらの会社では、お客様にも階段を強要されるのですね」
その言葉に、上司の動きがピタリと止まりました。
ボタンを連打していた指が震え、恐る恐る顔を上げた上司は、私の隣に立つ方の顔を直視した瞬間、顔面がみるみるうちに蒼白になっていきました。
そこにいたのは、我が社が長年提携を望んでいた業界最大手企業の会長ご本人だったのです。
上司も社内資料で何度も顔写真を見ていたはずですが、まさか若手の私が一人で案内しているとは思わなかったのでしょう。
「あ、あの、これは……その……」
上司は金魚のように口をパクパクさせ、完全に絶句してしまいました。普段の威勢の良さはどこへやら。その後、上司が真っ青な顔で何度も頭を下げている姿を見て、私は「人によって態度を変えることの恐ろしさ」を痛感しました。
この騒動の後、上司の態度は劇的に変わり、若手への理不尽な言動もなくなりました。私自身も、どんな時でも相手への敬意を忘れないようにしようと、心から思った出来事です。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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