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「私が考えました」という顔で部下の手柄を奪い取る課長。しかし、会議中の、部長の神対応で嘘が暴かれたワケ

私が考えましたという顔で部下の手柄を奪い取る課長しかし会議中の部長の神対応で嘘が暴かれたワケ

部下の成果は「俺のもの」

社会人数年目、私には会社に行くのが憂鬱になる悩みがありました。直属の課長の存在です。

この課長、口だけは達者ですが自分では一切手を動かしません。それどころか、部下の成果を横取りするのが常習化していました。

私が徹夜で作った資料も、会議では「私が考えました」という顔で発表される。そんな理不尽な日々が続いていました。

ある日、会社の命運を分ける重要なプロジェクト会議が開かれることになりました。私はこの機を逃すまいと、市場分析から販売戦略まで完璧に準備した資料を提出しました。

当日、案の定課長は私の資料をスクリーンに映し、役員たちの前で得意満面に語り始めます。「私が思うに――」その態度は完全に自分の手柄そのものでした。

しかし、今回は違いました。説明後、静かに聞いていた部長が口を開いたのです。

暴かれた嘘と最高の結末

「なるほど。では、この案の“追加の改善点”を今ここで説明してください。自分のアイデアなら当然わかりますよね?」

課長の顔が凍りつきました。資料を作ったのは私。課長は中身を理解せず発表していたからです。

シンとする会議室。課長は滝のような汗を流し、しどろもどろ。部長はさらに畳み掛けます。

「自分が考えた案なのに説明できないんですか?」

逃げ場を失った課長はついに叫びました。

「……部下の彼の案も混ざってまして……!」

その瞬間、部長は私を見てニコッと笑いました。

「最初から全部君の案だと気づいていましたよ。だからあえて質問したんです」

課長は沈黙。部長は皆の前で宣言しました。

「今回の提案は素晴らしい。正式にリーダーは君に任せます。そしてあなたは……彼のサポートに回ってください」

「サ、サポート……?」と課長は力なく椅子に沈んでいきました。

会議後、同僚たちは「最高の会議だった」「スカッとした」と大興奮。

私はガッツポーズし、いつもより美味しいコーヒーを飲みました。隣で「サポートって俺が…?」と呟く課長の声すら、少し面白く感じた最高の一日でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています

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