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「遅刻するわ」LINEが来てから1時間来ない彼。催促した結果、思わぬ返事に縁を切ったワケ【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
遅刻する彼
今日は、私が以前付き合っていた彼との間に起きた、忘れられない出来事についてお話しします。
当時、彼とは付き合って3ヶ月。
少し俺様気質なところがありましたが、私はそこも「男らしくて素敵」だなんて思っていたんです。
今思えば、それがすべての間違いでした。
その日は、久しぶりの休日デートでした。
待ち合わせは駅前の広場に午後1時。私は新しいワンピースを着て、ウキウキしながら10分前には到着していました。
でも、時間になっても彼は現れません。
「遅刻するわ」
そんな素っ気ないLINEが来たのは、約束の時間を5分過ぎた頃でした。
「分かった、気をつけて来てね」と返信し、私は近くのカフェに入って待つことにしました。
彼は普段から少し時間にルーズなところがあったので、せいぜい20分くらいの遅刻だろうと軽く考えていたのです。
しかし、頼んだコーヒーが空になっても、彼は現れません。
30分が経過し、ついに1時間が経ちました。
周りのカップルが楽しそうに待ち合わせをして去っていく中、私だけがポツンと一人取り残されています。
既読はつくものの、彼からの追加連絡は途絶えたままです。
さすがに心配になり、事故にでも遭ったのではないかと不安になりました。
怒るよりも先に、彼の安否を気遣ってしまったのです。
意を決して、私はメッセージを送りました。 「ねえ、今どこ? 何かあったの? さすがに1時間来ないのは心配だよ」
信じられない一言
そう送ってから数分後、スマホが震えました。
画面に表示された彼からの返信を見て、私は一瞬でサーッと血の気が引くのを感じました。
そこに書かれていたのは、信じがたい言葉でした。
「え、まだいたの? 実はまだ家で寝てたわ。1時間も文句言わずに待つとか、なんか重いし必死すぎて引くんだけど(笑)」
目を疑いました。
彼は来る気がなかったどころか、私が健気に待っているのを分かっていて、あえて放置し、それを「重い」と嘲笑ったのです。
遅刻の謝罪がないどころか、私の大切な時間を、そして私自身の好意を、彼は完全に踏みにじりました。
その瞬間、彼への愛情は音を立てて崩れ落ちました。
怒りを通り越して、ただただ呆れてしまったのです。
私は震える指で「そうですか。人の時間を大切にできない人とは付き合えません。さようなら」とだけ送り、即座に彼をブロックしました。
彼がどんな顔をしたかは分かりませんが、もう二度と関わることはありません。
後から共通の友人に聞いた話では、彼は「冗談で試しただけなのに振られた」と被害者ぶっていたそうです。
でも、相手を試すような行為で傷つける人と、幸せな未来なんて描けませんよね。
あの日、カフェで1時間待ったことは無駄でしたが、結婚する前に彼の本性が分かってよかったと、今では前向きに捉えています。
皆さんも、自分の価値を下げてくるような相手には、早めに見切りをつける勇気を持ってくださいね。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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