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「愛してるよ」夫からの珍しく甘いLINE。だが、続く一文で夫の不倫が発覚…最悪な修羅場に【短編小説】
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本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
夫からの突然の愛してる
結婚して5年目、私たち夫婦の関係は「安定」そのものでした。
新婚当時の熱烈な空気は落ち着き、お互いに空気のような存在になっていたと思います。
会話は業務連絡が中心。
「夕飯いる?」「洗剤買っておいて」。
そんな味気ないやり取りが日常でした。だからこそ、あの日のLINEは異常だったのです。
とある金曜日の夕方、私がリビングでくつろいでいると、スマホがポンと鳴りました。
夫からのメッセージです。 画面に表示された通知を見て、私は思わず二度見しました。
「愛してるよ。早く会いたい」
心臓がドクンと跳ねました。
「えっ、どうしたの?」と戸惑いつつも、頬が緩むのを止められません。
もしかして、最近会話が減ったことを気にしてくれているのかな。
今日は結婚記念日でも誕生日でもないけれど、久しぶりのデートの誘いかもしれない。
そんなふうに、私は能天気に喜んでいました。まさかこれが、地獄への入り口だとも知らずに。
最悪な一文
喜びも束の間、すぐに次のメッセージが届きました。
その一文を見た瞬間、私の頭の中は真っ白になり、指先から冷たくなっていくのを感じました。
「奥さんには『今日は泊まりがけの出張』って嘘ついたから、明日の夜までずっと一緒だよ」
呼吸が止まりそうでした。
「愛してる」の相手は、私ではなかったのです。
しかも、夫は今日、確かに「急な出張が入った」と言って大きな鞄を持って出かけていきました。
それが全部、他の女性と過ごすための嘘だったなんて。
怒りで手が震えました。
悲しみよりも、「よくも騙してくれたな」という激しい感情が湧き上がってきます。
私はすぐにその画面のスクリーンショットを撮りました。
そして、送信取り消しされる前に、夫へ返信しました。
「へえ、奥さんには内緒でどこの誰とずっと一緒なの?」
既読がついたのは一瞬でした。
その直後、夫から鬼のような勢いで電話がかかってきましたが、私は無視しました。
今頃、顔面蒼白で立ち尽くしているでしょう。
その夜、慌てて帰宅した夫を待っていたのは、私の用意した離婚届と、荷物をまとめたスーツケースでした。
玄関で土下座をして泣きつく夫を見下ろしながら、私の心は驚くほど冷え切っていました。
「愛してるよ」という言葉が、これほど人を傷つける凶器になるとは思いもしませんでした。
あの日以来、スマホの通知音が鳴るたびに胸がざわつきます。
「誤爆」で発覚する裏切りなんてドラマの中だけの話だと思っていましたが、現実はもっと残酷であっけないものでした。
皆さんも、パートナーからの突然すぎる甘い言葉には、どうか気をつけてくださいね。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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