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美容室は何分前に行くのが正解?早すぎもNG!GLAM編集部が教える「愛される客」の予約時間マナー
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結論!美容室への到着は「予約の5分〜10分前」がベストな理由

結論から申し上げますと、美容室へ到着する最も理想的なタイミングは、予約時間の「5分前から10分前」です。
なぜ「ぴったり」ではなく、このわずかな時間の余裕が必要なのでしょうか。
それには、あなた自身のコンディション調整と、スムーズな施術スタートのための物理的な理由が隠されています。
なぜ「ぴったり」ではダメなのか?息切れと汗の問題
例えば、11時の予約で11時ジャストに駆け込んだとしましょう。遅刻はしていませんが、駅からの移動や階段の上り下りで、体は意外と熱を持っているものです。
特に湿度の高い夏場や、暖房の効いた冬場は、少し早足で歩いただけでじわりと汗ばんでしまうことも少なくありません。
この「息切れ」や「汗」が、実は施術のスタートにおいて大きなマイナス要因になります。
まだ呼吸が整っていない状態でケープ(クロス)を首元に巻かれると、体温がこもってさらに汗が吹き出し、不快な思いをすることになります。
また、額に汗をかいている状態では、前髪の生えグセや本来の毛流れが正確に見極められず、カットの仕上がりに微妙なズレが生じることもあるのです。
さらに、汗で湿った髪はドライヤーで乾きにくく、カラー剤の浸透ムラを招く可能性すらあります。
到着してから席に着くまでの数分間は、呼吸を整え、火照った体をクールダウンさせるための大切な「アイドリングタイム」です。
涼しい店内で一息つき、汗が引いた状態で担当の美容師さんと向き合うことこそが、最高のパフォーマンスを引き出すための第一歩なのです。
カルテ記入や荷物を預ける「前準備」の時間を確保する
美容室の扉を開けてから、実際に施術用の椅子に座るまでには、意外と多くの工程があります。
まず受付で名前を伝え、コートやバッグを預けてロッカーに入れます。冬場であれば厚手のアウターを脱いだり、マフラーを丁寧に畳んだりする時間も必要でしょう。
初めての来店であれば、メンバーズカードの受け渡しや、髪の悩みに関するアンケート(カウンセリングシート)への回答を求められることもあります。
もし予約時間ぴったりに到着した場合、これらの「前準備」を行っている間に予約時間を過ぎてしまい、結果的に施術スタートが5分、10分と遅れることになります。
5分から10分の余裕があれば、これらのルーティンを焦ることなく優雅に済ませることができます。
スタッフの方とも「今日は外が寒いですね」「素敵なコートですね」といったスモールトークを交わす余裕が生まれ、和やかな雰囲気で施術に入ることができるでしょう。
この「焦りのない空気感」を作ることこそが、大人の余裕を感じさせるポイントです。
余裕があるとお手洗いも済ませられ、リラックスして施術に入れる
カットやカラー、パーマといったメニューは、短くても1時間、長いと3時間以上の長丁場になります。
施術の途中で「お手洗いに行きたい」と言い出すのは、大人になればなるほど少し気恥ずかしさを感じるものではないでしょうか。
また、シャンプー中やカラーの放置時間など、タイミングによってはお手洗いに立ちにくい場面も多々あります。
到着時間に余裕があれば、施術前にお手洗いを済ませておくことができます。
また、鏡の前でメイクの崩れを直したり、リップを塗り直したりする時間も持てるでしょう。身だしなみを整え、生理的な不安を取り除いた状態で椅子に座ることは、心からのリラックスに繋がります。
リラックスしていれば、美容師さんとの会話も弾み、より細かい要望を伝えることができるはずです。心の余裕は、仕上がりの満足度に直結するのです。
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