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「結婚相談所なんて必死すぎ」とバカにしていた友人がこっそり入会していた!?その意外なワケ【短編小説】

結婚相談所なんて必死すぎとバカにしていた友人がこっそり入会していたその意外なワケ短編小説

結婚相談所を否定する同僚 

私の友人には、バリバリと仕事をこなし、プライドも高いクールな女性がいます。
彼女はいつも合理的で、無駄なことが大嫌い。

そんな彼女が、婚活中の同僚を指して言った言葉が忘れられません。
「結婚相談所なんて必死すぎ。普通に出会えないって言ってるようなものじゃない。ダサい」

私も、彼女のその自信に満ちた姿を見て、「たしかに、あそこまでするのは…」なんて、少し同意していたくらいです。

ところが最近、その彼女の様子がどうもおかしいのです。
あれだけ「仕事が恋人」と言っていたのに、週末に誘っても「ちょっと予定が」と断られることが増えました。
服装も、以前はパンツスーツ一択だったのに、最近は淡い色のワンピースなんて着ている日もあります。

(まさか…彼氏?)

先日、久しぶりに彼女とカフェでお茶をすることに。 思い切って「最近、雰囲気変わったね。いいことあった?」と聞いてみました。

入会していた理由とは

すると彼女は、急に周りをキョロキョロと見回し、テーブルに身を乗り出すと、信じられないくらい小さな声でこう言ったのです。

「……絶対に、絶対に、誰にも言わないでよ」 「私、結婚相談所、入ったの」

「ええええええ!?」

私は持っていたフォークを落としそうになりました。
あの、彼女が? あれほど「必死」「ダサい」とバカにしていたのに?

「うそでしょ!? なんで!? あんなに嫌ってたじゃない!」

私がパニックになっていると、彼女は気まずそうに、でも少しキレ気味に言いました。

「うるさいな! だから『こっそり』やってるんじゃない!」 「言っとくけど、別にモテなくて困ってるとか、そういうんじゃないから」

彼女の「意外なワケ」は、彼女らしい、あまりにも合理的なものでした。

「アプリも合コンも行ったよ。でもね、時間の無駄すぎた。本気度がわからない男、プロフィールを盛ってる男…そういう『ノイズ』が多すぎて効率最悪」

彼女はコーヒーを一口飲むと、まるで仕事のプレゼンのように続けました。

「仕事で優秀な人材が欲しい時、どうする? ちゃんと信頼できるヘッドハンティング会社に高いお金を払って依頼するでしょ? それと同じよ」

彼女にとって結婚相談所とは、「恋愛」にすがる場所ではなく、自分の貴重な時間を守り、「結婚というプロジェクト」を最短距離で成功させるための「ビジネスツール」だったのです。

「私は、最高効率で『まとも』で『本気』な人だけと会いたいの。そのための『投資』。わかった?」

「必死」なのではなく、「超合理的」。 こっそりしていたのは、プライドが邪魔したのではなく、「あなたみたいに古い価値観で騒がれるのが面倒だったからよ」と笑う彼女。

その潔さに、私は何も言い返せませんでした。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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